国際政治学T

最終更新日:2019年10月15日

授業科目名
国際政治学T
標準年次
3・4
講義題目
国際政治学の理論から見る世界
開講学期
前 期
担当教員
渡邉智明  (WATANABE.T)
単位数
2単位
教  室
D106
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
Course Overview
履修条件
授業の目的
A.汎用的能力・態度・自ら課題を発見し、問題解決のためのアプローチを考える論理的な思考力を養う。B.専門的知識・国際政治学に関する理論を学習することを通じて、日常何気なく接している国際政治のニュースについて、それらが前提としている認識フレームを批判的に検討し、体系的に理解する能力を養う。・国際政治を含む社会科学分野において重要視されている「概念」「説明」および「因果関係」に関わる仮説の立て方、実証の方法、理論の特質についての理解を深める。
授業の概要・計画
第1回  イントロダクション
第2回  国際政治学の誕生
第3回  リアリズム
第4回  リベラリズム
第5回  コンストラクティビズム
第6回  英国学派
第7回  マルクス主義アプローチ
第8回  批判理論
第9回  国際政治と国内政治
第10回 ゲーム理論
第11回 計量分析
第12回 国際政治学と歴史学
第13回 国際政治学と地域研究
第14回 日本における国際政治学
第15回 まとめ
授業の進め方
授業形態:講義
配布したレジメに基づいて、授業担当教員がパワー・ポイントを用いる形で講義を行います。適宜、関連する資料も配布する予定です。
教科書・参考書等
教科書は特に指定しません。
参考書として以下を挙げておきます。
@村田ほか『国際政治学をつかむ(新版)』有斐閣、2015年。
A中西寛・石田淳編『国際政治学』有斐閣、2013年。
B今井宏平『国際政治理論の射程と限界』中央大学出版会、2017年。
C青野ほか『国際政治史―主権国家体系のあゆみ(有斐閣ストゥディア)』有斐閣、
2018年。
DR. Jackson and G. Sorensen. Introduction to International Relations: Theories and Approaches. 6th ed. Oxford U.P. 2016.
ET.Dunne, et al. International Relations Theories, 4th ed. Oxford U.P. 2016.
@は歴史や課題に言及した入門的なテキスト、ABは少し専門性の高く理論にかなり紙幅を割いています。国際政治の歴史全般はCを参照するとよいでしょう。洋書としては、入門的なものとしてD、理論中心のEが挙げられます。英語の学習にもなるので、チェレンジしてみるとよいでしょう。
成績評価の方法・基準
期末試験(60点)―講義全体の理解を問う論述式の試験。講義で学習した理論に
即して、現実の国際政治現象を説明することができるか、理解
と思考力を測ります。
課題レポート(30点)―国際政治に関するニュース、論文・評論に対するレビュー。国際政治理論を理解し、応用することができるかを問います。
ミニッツペーパー(10点)―授業の理解を問います。(2回)。
# なお講義全体の1/3以上を欠席した場合、期末試験の受験を認めません。
その他(質問・相談方法等)
今年度担当講師は、非常勤なので、質問等があれば、講義前後の時間を活用するか、E-mail:t-watanabe@fit.ac.jp までお願いします。
事前/事後学修