国際政治学U

最終更新日:2019年9月23日

授業科目名
国際政治学U
標準年次
3・4
講義題目
国際社会の規範と動態
開講学期
前 期
担当教員
大賀 哲(OGA T.)
単位数
2単位
教  室
A105
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
International Politics U
Course Overview
This course introduces five key issues of International Politics: International Community, Security, Diplomacy, Regional integration and Human Rights.By relying on research design, theories and methodologies we have studies in International Politics I, student will learn to construct a research proposal for analyzing each issues.
履修条件
履修条件はありません。以下の点を予めご了解ください。

1)オンライン環境で作業や課題をしていただく場合がありますので授業にはPC持参で参加してください。「PC」とはファイルやアプリを自由にダウンロードできる端末という意味です(とくに閲覧・入力に支障がなければスマホ、ipad等でPCの代替とされても構いません)。授業自体はペーパーレスで行いますので、紙媒体の資料は配布しません。

2)この授業の履修に先立って「国際政治学T」を履修している必要はありません。この授業は教職課程「教科に関する科目」でもあり、他学部生も多く受講することから、初学者を対象とした講義になります(Tは理論、Uはケーススタディなのでどちらから受講していただいても差し支えない内容になっています)。また、履修に先だって関連する政治学系科目を履修している必要もありません(政治学や国際政治学の知識がまったくない状態で履修しても、授業内容をきちんと理解し、課題等相応に取り組めば単位取得できる程度の内容です)。

3)この授業は、上記の点をご了解いただく限りにおいて、学府・学部・学科・専攻・課程の別なく履修することができます。また法学部以外の学部・課程(大学院含む)から本講義を受講する場合、事前に履修許可等を教員に求める必要はありません(標準年次以外での履修を希望する場合も同様です)。

4)なお履修に際してはMoodleへの自己登録をお願いします(コース名は「国際政治学U」です)。

5)この集中講義の授業日・時限は以下の通りです(全15回)。
9月24日(火)2限〜4限
9月25日(水)2限〜5限
9月26日(木)2限〜5限
9月27日(金)2限〜5限


授業の目的
具体的に7つのイシュー(国際社会、安全保障、グローバル化、地域統合、人権、開発、環境)を取り上げ、国際政治学の理論と方法から各イシューを考察します。

授業の到達目標は以下の通りです。

【知識・理解】
国際政治(学)の理論・方法論・歴史および個々の事例について、文脈を踏まえた正確な知識や理解を得ること。

【専門的技能】
国際政治学の理論に基づいて問い・仮説をたてそれを分析する能力(具体的な国際問題を対象として、国際政治学理論に基づいて問い・仮説を設定し、特定の方法論(量的・質的方法)を用いてその妥当性を検証する能力)を得ること。

【汎用的技能】
研究設計に基づいて分析する能力(理論・方法・データの関係性を理解し、理論に基づいて問い・仮説を設定し、特定の方法論を用いてその妥当性を検証する能力)を得ること。

【態度・志向性】
研究設計に基づいて事象の分析を行うという態度(とくに理論・方法・データに基づいて分析を行う態度)を培うこと
授業の概要・計画
この授業では7つのイシュー(国際社会の形成、安全保障、グローバル化、地域統合、人権、開発、環境)を取り上げます。各回の講義ではそれぞれの理論的枠組み(リアリズム、リベラリズム、マルクス主義、構成主義)と方法論(理論研究、実証研究、質的研究、量的研究)を踏まえた研究動向の解説を行ないます。

1 ガイダンス
2〜3 国際社会の形成
4〜5 安全保障
6〜7 グローバル化
8〜9 地域統合
10〜11 人権
12〜13 開発
14〜15 環境
授業の進め方
1)レジュメや資料等はオンライン(Moodle)でデータ配布します。

2)この授業では講義2回で1イシューを取り上げます。1回目の講義及び2回目の講義2/3までは教員のレクチャー、残りの30分で「演習」を行います。演習ではレクチャー内容についての課題を提示し、受講生はMoodleを通じてその課題への回答を提出します。
教科書・参考書等
・教科書はとくに指定しません。参考文献は授業の中で紹介します。
成績評価の方法・基準
以下の各項目を合算して評価します。詳細は初回授業で説明します(105点満点ですが、100点以上は100点としてカウントします)。

・各イシューごとに小レポートを課します(500〜1,000字程度)
・小レポートを15点満点で採点します(設問回答・授業理解・文章構成・論理展開・比較検討)
・イシューは全部で7つあるので、15点×7=105点満点です。
その他(質問・相談方法等)
・講義後およびメール(toga@law.kyushu-u.ac.jp)での質問を受けつけます。

【更新情報】
2019.7.30 Moodle, 講義日・時限・成績評価関連の情報を更新しました。
2019.9.22 成績評価についての説明を更新しました。
事前/事後学修