不安定性・不確実性が高まる現在の国際・地域安全保障について、縦軸に国際関係論・安全保障論、横軸に核問題(核軍備管理・不拡散や核戦略など)を据え、現在に至るまでの経緯にも触れつつ、分析・考察する。概ね、以下のような内容を取り上げる予定である。 1) 世界や地域の安全保障はなぜ不安定化・悪化しているのか。 2) 米露/米中の大国間競争はどのように展開しているか。 3) 北東アジア(北朝鮮、中国)、中東(イランなど)、欧州における地政学的競争はどのように展開しているか。 4) パワー(核戦略などを含む)、制度(核軍備管理や不拡散などを含む)や規範は、国際・地域安全保障にいかなる役割を果たし、他方でどういった限界に直面しているのか。 5) 多領域(宇宙・サイバーなど)/新興技術は安全保障にどのような影響を及ぼしつつあるのか。 6) 日本は核問題をはじめとする国際・地域安全保障問題にいかに対応すべきか。
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