日本法制史演習

最終更新日:2018年12月12日

授業科目名
日本法制史演習
標準年次
3・4
講義題目
中世史料講読
開講学期
通 年
担当教員
山口 道弘(YAMAGUCHI M.)
単位数
4単位
教  室
E102
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
Reading: Historical materials of Japanese legal history.
Course Overview
This course aims to acquire the knowledge and skills necessary to critically analyze source materials.
履修条件
 特に無し。
授業の目的
 本演習の目的は、鎌倉幕府が編纂した史書・吾妻鏡の読解を通じた史料批判能力の涵養にある。
授業の概要・計画
 1  教科書(『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』)を用いて変体漢文の訓読法を講義し、
 2  レジュメの作り方、辞書等の使い方などを教えた後、
 3  各参加者に吾妻鏡(本年は巻第2〔治承5年/養和元年〕から)を数日条ずつ報告して貰う。

 報告では、『現代語訳 吾妻鏡』の該当箇所を参照しながら、語釈と読み下しとを作ること、が、差当たり求められる。
授業の進め方
 受講者の歴史知識や漢文読解能力などを見ながら進める。
教科書・参考書等
・ 吾妻鏡のテクストは講師が配る。

・ 教科書1:五味文彦=本郷和人(編)『現代語訳 吾妻鏡 第1巻――頼朝の挙兵』吉川弘文館、平成19年
・ 教科書2:日本史史料研究会(監修)『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』吉川弘文館、平成27年
 以上2つの教科書は、参加者各自で購入のこと。


・ 参考書1:五味文彦ほか(編)『現代語訳 吾妻鏡 別巻――鎌倉時代を探る』吉川弘文館、平成28年
・ 参考書2:佐藤進一『新版 古文書学入門』法政大学出版局、平成15年
・ 参考書3:高橋秀樹『古記録入門』東京堂出版、平成17年
 以上3つは、参加者が必ずしも購入する要はない。

 その他の参考書や辞書等については、演習のなかで講師が指示する。
成績評価の方法・基準
 平常点による。無断欠席はしないこと。
その他(質問・相談方法等)
 メールにて問い合わせのこと。
事前/事後学修