憲法演習

最終更新日:2018年11月27日

授業科目名
憲法演習
標準年次
3・4
講義題目
憲法学の世界
開講学期
通 年
担当教員
南野 森(MINAMINO S.)
単位数
4単位
教  室
E101
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
Seminar on Constitutional Law
Course Overview
In this seminar we will discuss and examine various issues in Japanese Constitutional Law.
履修条件
 とくにありませんが、楽しみながらも真面目に勉強したいと思っている人が望ましいです。これまで成績の面で必ずしも「順調」ではなかった人でも、心機一転、「新しい自分」になるべくこれからは頑張ろうというやる気のある人であれば、大歓迎です。
 
授業の目的
 憲法学を勉強することを通じて、「強い頭」を作ることが一番の目標です。時間的余裕のある学部生の時代に、良質の論文や判決文をじっくり読んでおくことが、将来どのような方向に進むにせよ、きわめて重要だと思います。
 また、南野ゼミでは、ゼミ本来の学問活動に限らず、課外活動(コンパ・東京研修旅行・他大学との合同ディベート合宿など)への積極的な参加等により、(卒業生や担当教員も含む)ゼミ生同士の親睦を深めることと、ゼミ生の「世界」を広げることをも目標とします。大学は出会いの場です。在学中に、人と出会い、知と出会い、自分の世界を広げておくことこそ、将来どのような方向に進むにせよ、追求してほしいと思います。
 
授業の概要・計画
 初回に参加者と相談して決定します。ゼミ生の数によりますが、これまでの例によると、少ない場合(1期ゼミは4人、16期ゼミは5人でした)は、ゼミ生各自が半年ないし一年を通じて研究を深めたいと考えるテーマを決定し、毎回順番に自分の研究経過を報告し、最終的にそれぞれが論文としてまとめることを目指し、多い場合(12期ゼミは20人、15期ゼミは14人でした)は、最初の数回を複数メンバーでのグループ報告とし、残りの回は、毎回一人ずつ好きなテーマで個人報告をしてもらう、というパターンが多いです。
 いずれにせよ、ゼミとして統一的な研究テーマを置くわけではなく、広く憲法に関わるものであれば、各自が好きなことを勉強・報告できるのが南野ゼミの一つの特長だと思います。
 
 参加者は、初回までに、報告しようとするテーマ(案)を(少なくとも一つ)考えておくことが望ましいです。何らかの意味で憲法に関連するテーマであれば、基本的にはどんな論点でもかまいません。
 春休み中のテーマ選び、憲法学習のための参考書として、たとえば次のようなものを使ってみると良いかもしれません。

1)大石・石川(編)『憲法の争点』(有斐閣、2008年)
2)安西ほか『憲法学の現代的論点〔第2版〕』(有斐閣、2009年)
3)芹沢ほか(編)『新基本法コンメンタール憲法』(日本評論社、2011年)
4)宍戸・林(編)『総点検 日本国憲法の70年』(岩波書店、2018年)
 
 
授業の進め方
 初回に参加者と相談して決めます。より良いゼミ運営のため、参加者に良いアイデアがあれば是非披露してほしいです。
 
教科書・参考書等
 適宜指示・配布します。
 憲法学の一通りの議論を理解している自信のない者は、開講時までに(春休み中にでも)定評ある体系書を通読しておくことを勧めます。たとえば、樋口陽一『憲法〔第3版〕』(創文社)や、長谷部恭男『憲法〔第7版〕(新世社)が良いでしょう。例の『憲法主義』(PHP研究所)はざっとでも通読しておいてほしいです(笑)。意外と良い本ですので。
 
成績評価の方法・基準
 平常点によります。無断欠席をした者には、それ以降の本演習への参加を認めません(単位も認定しません)。休まざるをえない場合は、事前に連絡し許可を取ってください。
 また、初回コンパ、最終回コンパ、OB会の計3回は原則として出席を必須としていますが、それ以外の課外活動への出席は自由です。
 ただ、第6期ゼミ(2008年度)から毎年続けてきた東京研修旅行(最高裁や官庁・企業・弁護士事務所・国会など、ゼミ生の進路希望に合わせた施設等を訪問します)と、他大学との合同ディベート合宿(一橋法・早稲田法・早稲田政経・慶応法の憲法ゼミが参加)には、とても貴重な経験になること請け合いですので是非とも積極的に参加してほしいと思っています。
 また、年度末に実施している「ゼミ旅行」(ゼミ生が行き先や日程を決めます)も、純粋な親睦目的の旅行ですが、とても良い思い出になると思いますので、こちらにも積極的な参加を勧めます。
 金銭的な理由で参加ができないメンバーがいるという事態は避けたいので、「出世払い」で私が必要な費用を貸すこともありますので、金銭的な負担をあまり心配する必要はありません。
 
その他(質問・相談方法等)
■本演習に関する問い合わせは、遠慮せず担当教員までメール(アドレスは @law.kyushu-u.ac.jp の前に minamino を付加)で送ってください。ツイッターのDMでも構いません。また、直接研究室に来てくれても歓迎しますが、伊都キャンパスに引っ越して以来、研究室に在室する時間が格段に減ってしまったので、なかなかアポなしではうまく会えないかもしれません。
■昨年度までの南野ゼミの様子(ゼミ風景リポート、写真等)については、南野のHP→南野的授業→種類別→南野ゼミを見てください(グーグル等で「南野ゼミ」と検索すればヒットするはずです)。
■サブゼミでの登録を希望する者は、早めに担当教員まで連絡をしてください。
 
事前/事後学修