情報法演習

最終更新日:2018年11月25日

授業科目名
情報法演習
標準年次
3・4
講義題目
情報法の理論と実務
開講学期
通 年
担当教員
成原 慧(NARIHARA S.)
単位数
4単位
教  室
E101
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
Seminar on Information Law
Course Overview
In this seminar, we will discuss and examine theoretical and practical issues of Information Law.
履修条件
特にないが、知的好奇心が旺盛で柔軟な思考力のある学生、ゼミに積極的・主体的に参加する意欲のある学生の履修を歓迎する。
授業の目的
情報法に関する先端的問題(例えば、インターネットの自由と規制、プライバシー・個人情報の保護と利活用、人工知能(AI)・ロボットに関する法的問題など)について理論と実務の両面から多角的に理解し、解決するための知識および技能を修得することを目的とする。あわせて、ゼミでの報告、議論、論文執筆等を通じて、論理的・分析的に調査・思考・表現し、他者と議論する能力を修得することを目的とする。
授業の概要・計画
情報法に関する問題について理論と実務の両面から多角的に検討する。前期には、学生が順番に情報法に関連する文献や判例をレビューする報告を行い、報告について全員で議論を行う。
後期には、学生が論文(ゼミ論)の作成に向けて、順番に各自の設定した研究テーマについて報告を行い、報告について全員で議論を行う。
授業の進め方
毎回のゼミでは、報告者はもとより、他の学生も積極的・主体的に議論に参加することが期待される。授業時間は若干延長する可能性がある。
情報通信(IT)関連の弁護士や企業の方によるゲスト講義、東京への研修旅行(情報通信関連の政府機関、企業、NPO、弁護士事務所等を訪問)、学内外の関連分野の教員のゼミとの合同ゼミなどの企画も検討している。
詳しくは、ゼミ開始後、学生と相談して決定する。
教科書・参考書等
ゼミで講読する文献については、ゼミ開始後、学生と相談の上、決定するが、さしあたり下記の文献を読んで情報法の理論と実務をめぐる先端的問題を多角的に理解しておいてもらいたい。

水野祐『法のデザイン―創造性とイノベーションは法によって加速する』(フィルムアート社、2017年)
ローレンス・レッシグ(山形浩生訳)『CODE VERSION 2.0』(翔泳社、2007年)
キャス・サンスティーン(伊達尚美訳)『選択しないという選択―ビッグデータで変わる「自由」のかたち』(勁草書房、2017年)
林紘一郎『情報法のリーガル・マインド』(勁草書房、2017年)
松尾陽(編)『アーキテクチャと法―法学のアーキテクチュアルな転回?』(弘文堂、2017年)
別所直哉『ビジネスパーソンのための法律を変える教科書』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2017年)
成績評価の方法・基準
平常点(報告、議論への参加等)および論文(ゼミ論)による。
その他(質問・相談方法等)
本ゼミは、2019年度から開講されるため、2018年度はゼミ見学をすることができませんが、質問・相談などあれば、遠慮なくメールで問い合わせるか、研究室を訪ねてください(メールで事前にアポイントメントを取ること)。
担当教員のメールアドレスは、narihara[アットマーク]law.kyushu-u.ac.jp
事前/事後学修