フランス法特殊講義

最終更新日:2019年10月18日

授業科目名
フランス法特殊講義
標準年次
3・4
講義題目
フランス法
開講学期
通 年
担当教員
横山 美夏(YOKOYAMA M.)
単位数
2単位
教  室
第5演習室
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
008610
Course Title
Special Lecture on French Law
Course Overview
This course will give an overview of French law. The first part will be allocated to its history, structure, and legal frameworks.
Then, in the second part, some current legal issues in France will be treated.
履修条件
とくになし。
授業の目的
本授業は、フランス法の基本的なしくみと考え方について理解することを目的とする。
 前半は、まず、フランス法の歴史について、フランス民法典の成立を基点として、民法典の成立までに、法がどのように形成されたか、民法典制定後、現在まで、フランス法がどのように展開してきたかを理解する。つぎに、現代フランスの統治機構、裁判制度、法源などの基本的事項および、制度の背景にある考え方を理解する。
 後半は、現代フランス法の課題について、いくつかのトピックを掘り下げて検討することにより、前半で得られた理解を深める。
授業の概要・計画
授業は、夏休みと冬休みの2回に分けて行う。
 前半(夏休み)は、教科書を用いながら、フランス法の歴史および、現代フランス法の基本構造について、主として講義形式によって行う。
 後半(冬休み)は、あらかじめ割り当てられたテーマにつき、授業参加者に、30分程度の報告をしてもらう。報告後、参加者全員で討論を行い、教員から補足的な説明を加える。テーマは、授業参加者の希望を取り入れて決めるが、違憲審査制度、ライシテ、生命倫理、環境訴訟、刑事裁判と民事裁判の関係など、フランス法の基本に関わる現代的課題を取り上げる予定である。
授業の進め方
前半は主として講義形式、後半は演習形式で行う。
教科書・参考書等
滝沢正『フランス法〔第5版〕』(三省堂)
成績評価の方法・基準
平常点(出席・報告内容・報告レジュメの内容・質疑応答の内容)およびレポート試験による。レポート試験は、報告を担当したテーマについての検討と考察を5000字程度で記述することとする。詳細は、授業の際に説明する。
その他(質問・相談方法等)
事前/事後学修