Course Title |
Seminar on Administrative Law |
Course Overview |
In this course, we will study the outline of the theory in Japanese administrative law. |
履修条件 |
行政法1を受講されていることを希望します(単位取得の有無は問いません)。新4年生は、行政法1・2を聴講されていることを希望します(単位取得の有無は問いません)。 |
授業の目的 |
行政法の概要を学びます。3年生については、年度末に行政法1・2の単位を修得できる水準を、4年生についてはこの知識を卒業時の進路にできる限り生かせるようにすることを目指します。 |
授業の概要・計画 |
(1)行政法の入門書等の速読 ゼミ開始から6月下旬までを目標に、入門書や入門的文献の通読を行います。(主に3年生) (2)行政法の基本書(体系書)又は少し詳しい論稿の講読 引き続き、より詳細な行政法の教科書(体系書)又は少し詳しい論稿の通読を行います。 (3)行政法等の演習など (2)と並行して、行政法に関する演習をします。 ゼミのメンバーの顔触れにより、(1)〜(3)の内容については、調整をします。
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授業の進め方 |
あらかじめ指定した部分を通読してもらうほか、出席者全員が質問や意見を述べるように、指名順や教員からの質問内容等をあらかじめ提示します。 3年生の質問については、最初に4年生以上が答えるスタイルを採ります。
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教科書・参考書等 |
(1)入門書等としては、現在、村上裕章「スタンダード行政法」(法学教室連載中)を予定しています。ただ、この法学教室誌における村上先生の連載ですが、行政救済法部分が、本授業計画で予定している講読期間内には完結しないと思われます。このため、行政救済法部分の入門的文献として、野呂充ほか『行政法(第2版)』(有斐閣、2020年)を使用します。これは3月に改訂されたばかりの教科書ですので、必ず改訂後の教科書を入手されてください。そのほかに教材として、村上裕章・下井康史 編著『判例フォーカス行政法』(三省堂、2019年)を指定するので、必ず手にしてください。 (2)体系書・論稿は、ゼミ生の顔ぶれを見て決めます。いまのところ、村上裕章『行政訴訟の基礎理論』(有斐閣、2007年)と同『行政訴訟の解釈理論』(弘文堂、2019年)所収の論文の相当数は、ゼミの中で取り上げたいと思っています。
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成績評価の方法・基準 |
・ゼミでの発言内容を基に成績をつけます。 ・レポート(論文)等の提出を義務付ける予定はありません。ただし、希望者がいれば、各種試験等のために論述問題を演習として出題することも検討します(過去に希望者はほぼいませんでした)。 ・(とくに報告者のときに、)無断欠席されるようなことは、なるべく避けてください。やむをえず欠席する場合で理由を述べることができるときは、事前に又は欠席した回の後可能な限り速やかに、連絡してください。たとえば、就活だからと連絡もなしに当日報告をキャンセルされると、ゼミ運営に支障が生じます。
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その他(質問・相談方法等) |
このゼミは午後6時10分ころに終わることを予定しています。 また、参加者の予定や希望も踏まえ、年末や、ゼミが終了した年度末に、(ゼミ修了生で可能な人にも声をかけて、)懇親会・打ち上げをする予定です。
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事前/事後学修 |
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