国際文化遺産法特殊講義

最終更新日:2020年5月14日

授業科目名
国際文化遺産法特殊講義
標準年次
1
講義題目
世界遺産と法
開講学期
前 期
担当教員
河野 俊行(KONO T. )
単位数
2単位
教  室
科目区分
展開科目
使用言語
JPN & ENG
科目コード
Course Title
International Cultural Heritage Law
Course Overview
This course aims at understanding the system of the World Heritage Convention through concrete cases and obtaining capacity to present participants’ views as well as to reach consensus through colletive negotiations.
履修条件
日本語及び英語の資料を用い、プレゼンテーションし、また留学生とのジョイントセッションでは英語のみで討議することを求められるので、それに対応することができると自己評価していること。
5月30日までに受講希望理由(様式自由)、TOEFLEその他の英語力証明書、成績証明書(2年生以上)を教務係まで提出すること。
授業の目的
(1)知識・理解:国際文化遺産法の重要分野である世界遺産条約の仕組み、運用を実例を用いつつ理解する。

(2)応用的技能:日本語及び英語でいかに効果的にプレゼンテーションを行うかを実践する。英語による討議及び交渉を実践し、スキル向上に結び付ける。

(3)態度・志向性:積極的に、かつ理路整然と発言討議する姿勢を獲得する。
授業の概要・計画
2019年度まではアテネオ・デマニラ大学ロースクールとの共同セッションをマニラで開催し、それに向けた準備の形で授業を組み立ててきた。2020年度は、新型コロナウイルスの影響で海外渡航の見通しが立たないため、九州大学LL.M.コース在籍の外国人学生との共同セッションを行う。
6月に共同イントロダクション・セッション(6月17日(水)5限目の予定)
8月下旬に日本人学生のみの集中講義(8月18日ー28日の期間内で調整する)。またこの期間内に、LL.M.コース学生との共同セッションを企画する。国内研修旅行を企画する可能性については排除しないが6月のイントロダクション・セッション時に説明する。
状況如何では、すべてZOOMを用いたオンライン授業の可能性もありうる。
授業の進め方
素材として世界遺産条約と最近の具体例を取り上げる。
6月のインフォメーションセッション後、8月の集中講義までに各自教科書を自習する。
さらに事例を指示するので、ユネスコの作業文書等の資料を指示する。
8月の集中講義時には、教科書を理解を確認するほか、具体例に関するプレゼンテーションを日本語、次いで英語で行い、さらに改定を経て完成させる。
共同セッションでは、模擬世界遺産委員会を想定したセッティングの下に、英語で討議し、コンセンサスを形成する。なおオンライン授業になる場合、このセッティングを維持することが難しいことも考えられるが、その場合でも、オンライン上のグループ討論、全体討議、という形は維持しながら企画する。
教科書・参考書等
西村幸夫ほか「世界文化遺産の思想」東大出版会
英文資料については追って指示する。ペーパーレス化を進めるため、Dropboxによるデータを共有する。
成績評価の方法・基準
(1)知識・理解:国際文化遺産法の重要分野である世界遺産条約の仕組み、運用を実例を用いつつ理解するという目標に関しては、総合的な理解を必要とすることから、プレゼンテーション及び模擬世界遺産委員会の準備プロセスを観察しつつ評価する。

(2)応用的技能:日本語及び英語によるプレゼンテーション、及び英語による討議及び交渉については、プレゼンテーションの完成度、口頭発表の上達度、英語討議の参加状況を指標とする。

(3)態度・志向性:積極的に、かつ理路整然と発言討議能力については数度のプレゼンテーション改訂、模擬世界遺産委員会の発言の成熟度に着目する。
その他(質問・相談方法等)
適宜メールで相談を受け付ける。
事前/事後学修