Course Title |
Introductory Seminar on Legal and Political Studies |
Course Overview |
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履修条件 |
とくにありません。
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授業の目的 |
〇法政基礎演習の共通目標 この授業科目は、少人数のゼミ形式により、 (1)リサーチ・分析能力、 (2)ディスカッション・プレゼンテーション能力、 (3)レポート・論文作成能力、 という、将来どのような進路をとっても必ず要求される能力の伸張を目指す。
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授業の概要・計画 |
本法政基礎演習では、戦後の日本政治の重要論点をふり返り、現代社会の諸問題の歴史的背景を探りたいと考えています。オンライン方式への変更から、今回は、テーマとして沖縄返還問題を取り上げる予定です。 法学部の高年次教育に向けて、(1)各自が個別の関心テーマを見つけ、(2)図書館のデータベース(新聞資料・「楠田實関係資料」など政治史の資料)をグループまたは個人で調べながら、ディスカッションを進める予定です。 連絡方法ですが、九州大学Moodleの「法政基礎演習」内にある「アナウンスメント」を使うので、大学基本メール(学生基本メール)を定期的に確認してください。
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授業の進め方 |
・沖縄返還問題の争点について、文献の講読と報告、およびディスカッションを通じて検討します。※いずれかの回で、図書館講習(オンラインでの実施?)が入る可能性があります。
第1回5月12日 顔合わせとガイダンス 第2回5月19日「戦後70年を考える:日米安保体制はどのように形成されたか〜三つの重要局面とその争点〜」 第3回5月26日「沖縄返還と基地問題」、「はじめに」「一、沖縄返還に向けた提起」を題材にした検討。 第4回6月2日 「一、沖縄返還に向けた提起」を題材とした検討。第5回6月9日 「二 早期返還の目途づけ」に関する班ごとの検討とディスカッション 第6回6月16日 (1)1969年の沖縄返還交渉に関する報告と班ごとのディスカッション(「三 一九六九年の沖縄返還交渉」から)、(2)1969年11月の佐藤・ニクソン秘密合意議事録の検討、(3)楠田實資料(Sオペレーション)の資料紹介 |
教科書・参考書等 |
【参考図書】 ・村井良太『佐藤栄作――戦後日本の政治指導者』(中公新書、2019年)。 ・拙稿「戦後70年を考える:日米安保体制はどのように形成されたか〜三つの重要局面とその争点〜」(東京財団「戦後70年を考える」2015年)。 ・拙稿「沖縄返還と基地問題」(波多野澄雄編『日本の外交 第2巻 外交史 戦後編』岩波書店、2013年)117〜142頁。
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成績評価の方法・基準 |
出席と授業への参加状況から、総合的に評価する。
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その他(質問・相談方法等) |
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事前/事後学修 |
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