Course Title |
Introduction to Legal Studies |
Course Overview |
Introductory lectures on legal studies, especially on public law, civil law and criminal law |
履修条件 |
特になし(ただし、法学部1年生は、他時限の「法学入門」ではなく、前期月曜3限のこの授業を取ること)。 他学部生の受講も、教室に余裕のある限り認める。ただし、通常の法学部1年生並みの基礎的な知識、能力、意欲が必要となる。 |
授業の目的 |
@法学の全体像をおおまかに掴むことがいちばんの目標である。そのため、いくつかの個別法分野・トピック(事例)を題材にする。 Aものごとを論理的に考える力、法的に見る感性を身につける。法学特有の議論の進め方や考え方を身につける。 |
授業の概要・計画 |
おおまかには以下の流れで授業を展開する。詳細な授業計画・目次・参考文献などの情報は、南野のHPで公開し、授業の進行に合わせて更新するので、必ず授業ごとに閲覧すること。 【春学期中はオンライン講義となったことにともない、授業の進行を下記のように変更します(すでにMoodleで告知済み)。】
☆春学期はオンライン授業(5月11日から6月22日まで)
1.イントロダクション、法とは何か(第1・2・3回) 担当:南野 森
2.民事法1(第4・5回) 担当:遠藤 歩 3.刑事法1(第6・7回) 担当:野澤 充
☆夏学期は対面授業の予定(6月29日から8月12日まで)
4.憲法(第8・9回) 担当:南野
5.民事法2(第10・11回) 担当:遠藤
6.刑事法2(第12・13回) 担当:野澤
7.まとめ&試験(第14・15回) 担当:南野 |
授業の進め方 |
講義形式で進める。毎回出席し、熱心に聴講することが必要である。 それぞれの担当教員が指示した文献を熟読し、自ら考え、可能であれば友人と議論してみることが重要である。法学の勉強は一にも二にも「読むこと」が必要とされる。これをやっておかない学生は、将来伸びることが全く期待できない。 主体的・積極的に、授業の予習・復習を行うこと。また、授業後に自分で「ノート作り」をしておくことも重要である。 なお、答案の書き方・憲法の勉強の仕方については、
・南野森「書く力・学ぶ力をブラッシュアップする/憲法」法学教室2019年3月号10-15頁
を参考にしてほしい。 |
教科書・参考書等 |
つぎの2冊を必ず購入すること(伊都キャンパスの九大生協皎皎舎店にて割引価格で購入可能)。 @南野 森(編)『〔新版〕法学の世界』(日本評論社、2019年) http://spminamino.web.fc2.com/JP/hogakunosekai2.htm A南野 森(編)『ブリッジブック法学入門〔第2版〕』(信山社、2013年) http://spminamino.web.fc2.com/JP/bb2.htm
また、B以下のものも推薦する(内容・特長については初回授業で説明する予定)。 B内山奈月=南野森『憲法主義』(PHP研究所、2014年〔文庫版2015年〕) http://spminamino.web.fc2.com/JP/kenposhugi.htm
C高橋和之ほか(編)『法律学小辞典〔第5版〕』(有斐閣、2016年) D池田真朗ほか(編)『法学六法20』(信山社、2019年) |
成績評価の方法・基準 |
期末試験による。中間レポートや小テスト等を課すこともありうる。詳細は授業で説明する。
【2020年5月21日追記】 新型コロナウィルス感染症の影響により8月上旬に筆記試験が実施できない場合、9月に筆記試験を行うか、もしくは、8月に最終レポート課題を出して、成績評価を行う予定である。その際、中間レポート(講演会の感想など)の評価や第3回目(5月25日)以降の出席状況に基づいて、一定の加点(ただし、加点が30点を超えることはない。)を行うこととする。 |
その他(質問・相談方法等) |
授業後の質問を歓迎する。研究室への来訪も歓迎する(が、事前にメールで在室を確認するのが良いだろう)。 授業に関する詳細な情報は担当教員(南野)のHPに掲載するので、「南野森のホームページ」→「南野的授業」→「2020年度・前期・法学入門」へと進み、閲覧すること。(→ http://spminamino.web.fc2.com/Cours/top.html ) |
事前/事後学修 |
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