|
Course Title |
civil procedural and remedial law |
|
Course Overview |
the aim of this course is to understand advanced civil procedure (appeal, extraordinary relief and complex litigation), enforcement of judgement and protective relief. |
|
履修条件 |
前期に開講される民事訴訟法を履修済みであることが望ましい。 |
|
授業の目的 |
この講義は、民事訴訟法が規律する判決手続のうち応用民事訴訟法と呼ばれる領域（複数請求訴訟、多数当事者訴訟、上訴、再審）、および民事執行法・民事保全法について講義する。
到達目標としては、「知識・理解・専門的能力」の観点からは、各用語の定義および重要な問題点に関する判例・学説等を正確に理解することが、「汎用性能力・態度・志向性」の観点からは、上述の理解を踏まえたうえで、具体的な事案を適切に解決できることが求められる。 |
|
授業の概要・計画 |
（応用民事訴訟法）
１．イントロダクション
２．複数請求訴訟
３．多数当事者訴訟① 通常共同訴訟
４．多数当事者訴訟② 固有必要的共同訴訟
５．多数当事者訴訟③ 類似必要的共同訴訟、共同訴訟参加
６．多数当事者訴訟④ 独立当事者参加
７．多数当事者訴訟⑤ 補助参加、訴訟告知
８．多数当事者訴訟⑥ 訴訟承継
９．不服申立て① 総論・控訴
１０．不服申立て② 上告、抗告
１１．不服申立て③ 再審
（民事執行保全法）
１２．民事執行・保全総論
１３．強制執行総論① 債務名義
１４．強制執行総論② 執行文、強制執行手続の開始
１５．強制執行総論③ 執行関係訴訟、強制執行の停止
１６．強制執行各論① 金銭執行(1) 総論
１７．強制執行各論② 金銭執行(2) 不動産執行
１８．強制執行各論③ 金銭執行(3) 動産執行
１９．強制執行各論④ 金銭執行(4) 債権執行
２０．強制執行各論⑤ 非金銭執行
２１．財産開示手続、担保権実行手続
２２．民事保全手続① 総論、保全命令手続
２３．民事保全手続② 保全執行手続 |
|
授業の進め方 |
主に講義形式による。レジュメを配布し、適宜板書しつつ進める予定である。
各項目終了時、次の項目を予習するために読むべき参考書の箇所等を指示する。 |
| 教科書・参考書等 |
（応用民事訴訟法）
高橋宏志＝高田裕成＝畑瑞穂『民事訴訟法判例百選〔第5版〕』（有斐閣・2015年）
その他参考書については、前期民事訴訟法で使用されていたものをそのまま使用されたい。
（民事執行保全法）
上原敏夫＝長谷部由起子＝山本和彦『民事執行・保全判例百選〔第3版〕』（有斐閣・2020年）
その他参考書については追って指示する。 |
| 成績評価の方法・基準 |
期末試験による。講義への出席は考慮しない。小テスト等も実施しない。
期末試験では、上記の授業目的である、各用語の定義や重要な論点に関する判例・学説等の正確な理解、そしてそれらを用いて具体的な事案を解決することのできる応用力を求める。 |
| その他（質問・相談方法等） |
質問がある場合には、メールでアポイントメントをとったうえで、研究室に直接お越しください。アドレスについては初回の授業で連絡します。 |
| 事前／事後学修 |
|