国際政治学U

最終更新日:2020年9月24日

授業科目名
国際政治学U
標準年次
3・4
講義題目
国際社会の規範と動態
開講学期
後 期
担当教員
大賀 哲 (OGA T.)
単位数
2単位
教  室
オンライン
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
International Politics II
Course Overview
This course introduces five key issues of International Politics: International Community, Security, Diplomacy, Regional integration and Human Rights.By relying on research design, theories and methodologies we have studies in International Politics I, student will learn to construct a research proposal for analyzing each issues.
履修条件
履修条件はありません。以下の点を予めご了解ください。

1)この授業はオンラインで行います。

2)この授業の履修に先立って「国際政治学T」を履修している必要はありません。この授業は教職課程「教科に関する科目」でもあり、他学部生も多く受講することから、初学者を対象とした講義になります(Tは理論、Uはケーススタディなのでどちらから受講していただいても差し支えない内容になっています)。また、履修に先だって関連する政治学系科目を履修している必要もありません(政治学や国際政治学の知識がまったくない状態で履修しても、授業内容をきちんと理解し、課題等相応に取り組めば単位取得できる程度の内容です)。

3)この授業は、上記の点をご了解いただく限りにおいて、学府・学部・学科・専攻・課程の別なく履修することができます。また法学部以外の学部・課程(大学院含む)から本講義を受講する場合、事前に履修許可等を教員に求める必要はありません(標準年次以外での履修を希望する場合も同様です)。

4)なお履修に際してはMoodleへの自己登録をお願いします(コース名は「2020年度後期・火3・国際政治学U(大賀 哲)」です)。
授業の目的
具体的に7つのイシュー(国際社会、安全保障、グローバル化、地域統合、人権、開発、環境)を取り上げ、国際政治学の理論と方法から各イシューを考察します。

授業の到達目標は以下の通りです。

【知識・理解】
国際政治(学)の理論・方法論・歴史および個々の事例について、文脈を踏まえた正確な知識や理解を得ること。

【専門的技能】
国際政治学の理論に基づいて問い・仮説をたてそれを分析する能力(具体的な国際問題を対象として、国際政治学理論に基づいて問い・仮説を設定し、特定の方法論(量的・質的方法)を用いてその妥当性を検証する能力)を得ること。

【汎用的技能】
研究設計に基づいて分析する能力(理論・方法・データの関係性を理解し、理論に基づいて問い・仮説を設定し、特定の方法論を用いてその妥当性を検証する能力)を得ること。

【態度・志向性】
研究設計に基づいて事象の分析を行うという態度(とくに理論・方法・データに基づいて分析を行う態度)を培うこと
授業の概要・計画
この授業では7つのイシュー(国際社会の形成、安全保障、グローバル化、地域統合、人権、開発、環境)を取り上げます。各回の講義ではそれぞれの理論的枠組み(リアリズム、リベラリズム、マルクス主義、構成主義)と方法論(理論研究、実証研究、質的研究、量的研究)を踏まえた研究動向の解説を行ないます。

1 ガイダンス
2〜3 国際社会の形成
4〜5 安全保障
6〜7 グローバル化
8〜9 地域統合
10〜11 人権
12〜13 開発
14〜15 環境
授業の進め方
1)レジュメや資料等はオンライン(Moodle)でデータ配布します。

2)この授業では講義2回で1つのイシューを取り上げます。1回目の講義は教員による講義(資料及び解説動画をオンデマンドで配信します)、2回目の講義ではウェブ会議システムを用いて「演習」(受講者どうしのディスカッション)を行います。演習ではレクチャー内容についての課題を提示し、受講生はその課題への回答をグループごとに話し合います。
教科書・参考書等
・教科書はとくに指定しません。参考文献は授業の中で紹介します。
成績評価の方法・基準
以下の各項目を合算して評価します。詳細は初回授業で説明しま

1)確認テスト(35点=5点×7回)
講義内容についての確認テスト(各イシューの1回目の授業後にMoodle上で受験。個人評価)。

2)グループワーク(35点=5点×7回)
グループワークの議事録の提出(各イシューの2回目の授業後に提出。グループ評価)

3)レポート(30点)
グループワーク課題全7題のうち、ひとつを選んでレポートを提出(個人評価)。
その他(質問・相談方法等)
・講義後およびメール(toga@law.kyushu-u.ac.jp)での質問を受けつけます。
事前/事後学修