Course Title |
Introduction to Legal Studies |
Course Overview |
Introductory lectures on legal studies, especially on public law, civil law and criminal law |
履修条件 |
特になし(ただし、法学部1年生は、他時限の「法学入門」ではなく、前期月曜3限のこの授業を取ること)。 他学部生の受講も、教室に余裕のある限り認める。ただし、通常の法学部1年生並みの基礎的な知識、能力、意欲が必要となる。 |
授業の目的 |
@法学の全体像をおおまかに掴むことがいちばんの目標である。そのため、いくつかの個別法分野・トピック(事例)を題材にする。 Aものごとを論理的に考える力、法的に見る感性を身につける。法学特有の議論の進め方や考え方を身につける。 |
授業の概要・計画 |
おおまかには以下の流れで授業を展開する。詳細な授業計画・目次は、南野のHPで公開し、授業の進行に合わせて更新するので、必ず授業ごとに閲覧すること。
1.ガイダンス、法学とは何か/法とは何か(第1〜3回) 2.公法・憲法(第4〜5回) 3.民事法・民法(第6〜9回) 4.刑事法・刑法(第10〜13回) 5.まとめ(第14回) |
授業の進め方 |
講義形式で進める。毎回出席し、熱心に聴講することが必要である。 それぞれの担当教員が指示した文献を熟読し、自ら考え、可能であれば友人と議論してみることが重要である。法学の勉強は一にも二にも「読むこと」が必要とされる。これをやっておかない学生は、将来伸びることが全く期待できない。 主体的・積極的に、授業の予習・復習を行うこと。また、授業後に自分で「ノート作り」をしておくことも重要である。 なお、答案の書き方・憲法の勉強の仕方については、
・南野森「書く力・学ぶ力をブラッシュアップする/憲法」法学教室2019年3月号10-15頁
を参考にしてほしい。 |
教科書・参考書等 |
以下の3冊を購入すること(伊都キャンパスの生協書籍店にて1割引で購入可能)。
1.南野 森(編)『〔新版〕法学の世界』(日本評論社、2019年)http://spminamino.web.fc2.com/JP/hogakunosekai2.htm 2.南野 森(編)『ブリッジブック法学入門〔第2版〕』(信山社、2013年)http://spminamino.web.fc2.com/JP/bb2.htm 3.内山奈月=南野森『憲法主義』(PHP研究所、2014年〔文庫版2015年〕)http://spminamino.web.fc2.com/JP/kenposhugi.htm
また、以下のものも推薦する(内容・特長については初回授業で説明する予定)。
4.高橋和之ほか(編)『法律学小辞典〔第5版〕』(有斐閣、2016年) 5.池田真朗ほか(編)『法学六法21』(信山社、2020年) |
成績評価の方法・基準 |
筆記試験を行う。たんなる暗記ではない、日頃の読書と思索の結果が問われる。過去の問題は、すべて南野のHPで公開している。なお、この授業では毎回の出欠はとらない。出るも自由、出ないも自由である。大学生であるので、自分の責任で自由に判断すればよい。 |
その他(質問・相談方法等) |
授業後の質問を歓迎する。その他の時間帯については、担当教員ごとに対応方法が異なるので、法学部HPに掲載する法学部教員のオフィスアワー一覧をみること。 この科目のとりまとめ役を担当する南野については、メールやツイッターのDMなどで連絡を取っても良い。 授業に関する詳細な情報は担当教員(南野)のHPに掲載するので、「南野森のホームページ」→「南野的授業」→「2021年度・前期・法学入門」へと進み、閲覧すること。(→ http://spminamino.web.fc2.com/Cours/top.html ) |
事前/事後学修 |
各回につき4時間程度は必要である。とりわけ、毎回の授業後に、教科書・参考書の関連する箇所、関連する判決を(自分で探し当てて)読み、ノート等にまとめておくこと(復習)が重要である。 この授業では学生の出欠を確認しないので、授業をサボることも学生の自由であるが、それでも毎回の授業で扱われた部分についての自学自習を進めておく必要は当然ある。期末試験直前に友人のノート等を借りて大慌てで試験対策をしても、ほぼ無意味である。 |