Course Title |
Seminar on Comparative Law |
Course Overview |
In this seminar, we will discuss and examine various issues in Comparative Law. |
履修条件 |
特にありませんが、基礎法学と実定法学の交差点で民法を学びたいとの意欲があればなお良しとします。 |
授業の目的 |
日本の最高裁民事判例を素材として、我国と外国の民法を比較すること、これによって、日本民法を相対化して理解することを目的としています。 また、自分の頭でさまざまな法的問題に対処する力や、国際感覚を養い、国際的に活躍する力を身につけることも大きな目的です。 |
授業の概要・計画 |
前期は、既習民法の知識を前提に、毎回一つの最高裁民事判例(特に、民集登載判例)を検討してゆきます。判例を通じて、我国の抱える法的問題を浮かび上がらせることが目的です。 後期からは、判例研究と並行して、日本での問題が外国ではどのような方法で解決されているのかも検討します。もっとも、外国法の詳しい状況については、担当教員の側からも情報提供や補足説明を行います。 そうした中で、日本民法と外国民法を比較しながら、日本法の特色はどのような点にあるのか、そしてより良い解釈の可能性はあるかなどを参加者全員で考えてゆきます。 これらの作業をふまえて、年度末に、ゼミ論文を執筆してもらう予定です。 |
授業の進め方 |
一年を通じて、毎回の担当者による報告と、それに対する質疑応答を中心に授業を進めてゆきます。 なお、報告の仕方やレジュメの書き方は、初回のゼミ時に紹介します。 |
教科書・参考書等 |
特にありません。 |
成績評価の方法・基準 |
出席状況、報告や発言の内容などを総合して評価します。 ただし、無断欠席1回、または、欠席4回で除籍し、成績は不可とします。 |
その他(質問・相談方法等) |
質問や相談はいつでも歓迎します。 学生に勉強の楽しさを知ってもらえるようなゼミにしたいと思っています。 |
事前/事後学修 |
教科書の該当箇所の読み込みと授業後の復習。各回4時間相当 |