Course Title |
Seminar on Conflict Management and Dispute Resolution |
Course Overview |
Research on the basis of conflict management through both practical and theoretical approach. |
履修条件 |
自分なりの考えを深め、それを表現すること、対象に関心を持ち、調べること、といった活動に前向きな気持ち・態度を持てる方を求めます。(それらに、自信を持っていなくても大丈夫です。) ワークショップやファシリテーションに関心のある方の参加も歓迎します。サブゼミとしての登録、共創学部をはじめとする法学部以外からの履修も歓迎致します。 紛争管理論講義(後期実施)の履修済みまたは履修予定であることが望ましいです。 |
授業の目的 |
当事者自身の能力を活用できる手続、当事者が納得できる手続はどのようにすれば準備できるのか、現代の紛争管理論は、それらの問題を考える視座を与えます。社会における様々な問題を解決するために、どのように手続をデザインできるのか、あるいは、既存の手続を改善できるのかを考える実践的な学問分野です。参加者には、自身の関心を元にゼミ論文研究を進めていただきます。その研究過程で、実証的アプローチ(たとえば、実務家へのインタビュー)が推奨されます。また、場をしつらえ、プロセスを設計し、参加者と共に考え話し合えるファシリテーション能力を伸ばすための活動も行います。 |
授業の概要・計画 |
参加人数にもよりますが、前半は文献のレビューを通して、研究の進め方を学んでいこうと考えています。 その後、紛争管理に何らかの関わりのある様々な研究テーマの選択について、教員と個別に面談した上で自身で決定して頂き、ゼミ内での報告を行って頂きます。 また、ゼミ内では折に触れて、ファシリテーションスキルの獲得を目的とした、アクティビティの試行も行います。 |
授業の進め方 |
各自のゼミ論文の準備としての報告を行って、皆で議論します。 ゼミ生は、研究の進め方について、教員と個別面談を行います。 ゼミ合宿、他大学との合同ゼミ(2020年度は大阪大学・仁木恒夫ゼミとの企画)を行う予定です。 (これまで、民間企業就職、公務員試験受験、ロースクール進学希望の参加者がいました。注力する時期の調整など、個別事情を踏まえて、真剣に取り組めばOKです。) |
教科書・参考書等 |
参考書として、紛争管理論に関しては、『解説同席調停』(日本加除出版)他、レビン小林久子先生の一連の著書をお勧めします。また、教員の単著『現代調停論』(東京大学出版会)も併せて紹介致します。 社会科学の研究手法に関する入門書として、上野千鶴子『情報生産者になる』(ちくま新書)、白井・高橋『よくわかる卒論の書き方』(ミネルヴァ書房)を推薦します。 |
成績評価の方法・基準 |
毎回の参加、報告、ゼミ論文を評価対象とします。 |
その他(質問・相談方法等) |
伊都キャンパスは遠いですが、ぜひ気軽に研究室に来室して質問して下さい。Zoomでの面談も応じます。 研究室の電話番号は、092-802-5350です。 メールアドレスは、hirie@law.kyushu-u.ac.jpです。 YouTubeもご参照ください。https://youtu.be/6LpF1y0AP-Y https://youtu.be/1PcZIywYIGk
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事前/事後学修 |
教科書の該当箇所の読み込みと授業後の復習。各回4時間相当。 |