刑法演習

最終更新日:2021年3月10日

授業科目名
刑法演習
標準年次
3・4
講義題目
刑法の諸問題
開講学期
通 年
担当教員
野澤 充(NOZAWA M.)
単位数
4単位
教  室
D109
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
Seminor on Criminal Law
Course Overview
This seminar will discuss and examine various issues in Japanese Criminal Law.
履修条件
1 刑法T(刑法総論)および刑法U(刑法各論)を履修済みであること
2 毎回出席できること
授業の目的
1 刑法学に関する理解を深めること
2 刑法学における「事例問題」に対してきちんと解答できるだけのスキルを身につけること
授業の概要・計画
具体的には第1回目のゼミで参加者と相談して決める予定であるが、以下のような内容を考えている。
〔前期〕「問題演習」と「報告」を行う。「報告」については、担当教員が無作為に班分けした2〜5人ごとのグループに分かれて、各グループが選んだテーマについて報告する。報告テーマの題材は、『刑法判例百選T総論〔第8版〕』(有斐閣、2020年)、『刑法判例百選U各論〔第8版〕』(有斐閣、2020年)もしくは松宮孝明『プチゼミ刑法総論』(法学書院、2006年)、または担当教員が配布する「演習問題集」の中から選んで頂く。「問題演習」は、刑法に関する問題を担当教員が出題し、各人が答案構成(文章にする必要はない。「解答の骨子」、すなわち解答の項目立てのみで構わない)をしてくる。その各人の解答の骨子をもとにしてやりとりしつつ、刑法上の問題について全員で検討していく。前期の「問題演習」は、刑法総論の問題を中心に扱う予定である。
〔後期〕前期と同様に「問題演習」と「報告」を行う。進め方もほぼ同様。また後期の「問題演習」は、刑法各論の問題を中心に扱う予定である。
授業の進め方
上記のとおり、「問題演習」による参加者全体での議論・検討と、「報告」による参加者全体での議論・検討の2通りの方法で進める。
教科書・参考書等
特に指定しない。詳しくは第1回目のゼミで説明する。
成績評価の方法・基準
概ね以下の基準で評価する。
出席:40%
報告:20%
問題演習における内容評価:40%
その他、質疑などで優れたものがあれば、加点的に評価することもある。
また、著しい素行不良等があれば、減点的な評価もあり得る。
その他(質問・相談方法等)
メールまたは研究室にて対応する。研究室での対応の場合は、事前にアポイントをとること。
なお、刑務所見学・少年院見学等の施設見学を行う予定なので、ぜひ参加して、法が行われる実際の場面を直に見て頂きたい(ただし2020年現在、残念ながらコロナウイルスの状況により施設見学はほぼ不可能な状況にあるので、その点を御承知おき頂きたい)。
事前/事後学修 教科書の該当箇所の読み込みと授業後の復習。各回4時間相当。