ワークルールとキャリアデザイン

最終更新日:2021年4月14日

授業科目名
ワークルールとキャリアデザイン
標準年次
3・4
講義題目
ワークルールとキャリアデザイン
開講学期
前 期
担当教員
山下 昇(YAMASHITA N.)
単位数
2単位
教  室
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
Work rules and Career design
Course Overview
Introduction of Trade Union and Lecture of Work Rule, Career design.
履修条件
 特にありませんが、この授業では、毎回、異なるゲストスピーカーによる講義に参加し、その内容をレポートにまとめることが求められます。
 日本労働組合連合会福岡県連合会(連合福岡)の寄付を受けて開講する講義です。
 オンライン授業において、出席状況を確認するため、Zoomにアクセスする前に、名前(表示名)を「氏名」もしくは「学籍番号」で入力してください。
授業の目的
 様々な業種で働く講師(ゲストスピーカー)から労働組合の多様な取組を聞くとともに、ワークルールの実際の現場における活用事例を学び、また、多様な経歴の講師の話を参考に、自身のキャリアデザインを考えることを目的とします。
 加えて、労働局(行政)や経営者協会(使用者の立場)からの話も聞きながら、「労働」について多面的に学ぶ機会になると思います。
 難しい解釈論はないけれども、法律からだけではわからない、社会における活きた「労働」の実践について学習します。

 知識・理解についていえば、講義で取り扱った労働組合や労働法に関する用語などの概要を説明できるよう目指します。
 専門的技能についていえば、講義で取り扱った内容を自分なりに理解し、重要な点や感じた疑問点を的確にレポート作成に活かせる技能の涵養を目指します。
 汎用的技能についていえば、それぞれのゲストスピーカーが総論的な話と各論的な話をする中で、それらを整理して体系的に理解する技能を身につけることを目指します。また、講義内容を要約して、短い時間でレポートとしてまとめる能力も求められます。
 態度・志向性についていえば、毎回異なるゲストスピーカーの話に真剣に耳を傾け、それぞれのゲストスピーカーの経験などを理解して、自分の将来に活かせるような思考方法を意識するように目指します。
授業の概要・計画
 各回の授業計画は、以下の通りです。ただし、講師の都合等により若干変更する可能性があります。
 なお、少なくとも、第1回目は、オンライン(Zoom)により実施します。2回目以降は、受講者数などを考慮して、対面式かオンライン式かを決めたいと思います。
第1回:本講座の目的・オリエンテーション【山下】
第2回:労働組合とは何か?〜労働組合の基礎知識〜【連合福岡】
第3回:働くことをどうとらえるか・「働くことを軸とする
安心社会」の実現に向けて【連合本部】
第4回:連合とは?連合福岡とは?(連合がめざす社会の姿)【連合福岡】
第5回:賃金と処遇改善のとりくみ【【連合福岡】
第6回:連合福岡政策・制度の実現について【連合福岡】
第7回:ジェンダー平等・真の多様性が根付く職場・社会の実現への取り組みについて(政治の取り組みも含む)【連合福岡】
第8回:連合福岡構成組織の実情について【連合福岡】
第9回:公務労働の現状と公共サービスをめざす取り組み【連合福岡】
第10回:知って役立つ労働法(労働局の取り組み)【福岡労働局】
第11回:福岡県における労働相談の実態および就職斡旋など支援事務所の取り組み【連合福岡・労働者支援事務所】
第12回:健全な労使関係の構築による生産性向上【福岡県経営者協会】
第13回:労働者の福祉にむけての事業【九州労働金庫・全労済】
第14回:社会連携講座について〜労働組合がめざす社会像とは〜【文化教育協会】

※ 講義の一部を教場試験期間中に行うことがある。
授業の進め方
 M2B学習支援システム(Moodle)を使って連絡をします。ZoomミーティングID等のほか、資料については、事前にMoodleにアップします。出席確認や課題提出もMoodleで行うので、履修者は必ずMoodleに登録してください。なお、Mooldeの時間割において、2021年・前期・水曜日・3時間目に設定されているようです。後日、2時間目に修正していただきますので、さしあたり、科目名で検索をしてコースに登録してください。
 授業の方法やその変更についてもM2B学習支援システム(Moodle)を使って告知しますので、普段から十分注意するようにしてください。
 毎回異なる外部講師(ゲストスピーカー)が講義形式で授業を行います。ゲストスピーカーによって、板書やパワーポイントの利用など、それぞれ異なる場合があります。また、語りかけや質問を行うこともあります。
 各担当講師が作成したレジュメ等を用いて説明します。
 最後の10分程度で、その日の講義において重要に感じた点や疑問に感じた点などに関して、レポートを作成・提出して頂きます。
 講義への出席・レポートの提出を重視しますので、欠席・遅刻が多い場合は、単位認定できませんので、十分留意してください(公欠の取扱いに該当する場合を除き、原則として遅刻・欠席は認めません)。
教科書・参考書等
 特定のテキストはありません。
 毎回レジュメを配布します。
成績評価の方法・基準
 定期試験は行いません。以下の@Aを加味して評価します(出席の有無はレポートの提出で判断)。
@毎回の講義における重要に感じた点や疑問に感じた点などについてのレポートの提出
A出席状況(初回講義を含みます)
 原則として(公欠を除く)、4回以上遅刻・欠席がある場合は、単位認定しないこととします(就活は公欠には当たりません)。

 レポートは、当日のゲストスピーカーの話を踏まえて、内容を理解し、理解しにくかった部分や疑問に思ったことを適切にレポートにまとめること。また、それまでの話などと比較しながら、労働組合の役割の多様性などを体系的・総合的に考えてみること。そして、ゲストスピーカーの話などから、自分の将来等について考えてみること。以上の点について、知識・理解、専門的技能、汎用的技能、態度・志向性の観点から評価を行う。
 遅刻・欠席をしないという基本的な態度は特に重視します。キャリアを考えるうえで、社会人になるに当たって、基本的な態度です。
その他(質問・相談方法等)
 質問は講義後書面(レポート)にて受け付けます。回答につきましては、次回以降の講義の際に適宜回答します。

※この講義は、連合福岡からの寄付を受けて開講されています。
事前/事後学修  配布レジュメを参照しながら、毎回、講義内容について事後的に復習を行うとともに、関連するテーマを自主的にリサーチして学習するものとする。毎回4時間程度。