Course Title |
Introductory Seminar on Legal and Political Studies |
Course Overview |
This course provides an general overview of Japanese criminal law. |
履修条件 |
1.毎回ゼミに出席し、積極的に参加すること 2.指定された課題をしっかりと行えること 3.刑法に関心を持っていること |
授業の目的 |
法政基礎演習の共通目的 - この授業科目は、少人数のゼミ形式により、 (1)リサーチ・分析能力 (2)ディスカッション・プレゼンテーション能力 (3)レポート・論文作成能力 という、将来どのような進路をとっても必ず要求される能力の伸張を目指しています。
本演習の目的 - 本演習では、刑法を題材として、上記共通目的の達成を目指します。特に重要視するのは、「法律学修の基礎となる、読む・書く・話す力を修得すること」です。この3つを修めることで自ずと共通目的で設定されている能力の向上につながるでしょう。 読む力:専門科目の学修にあたって、読む力を養うことは必須です。法律学の文章は、その専門性ゆえに、難解ですが、非常に論理的に書かれているものが多く、読解力を養うのに適した教材と言えるでしょう。 書く力:頭の中で理解しているつもりでも、それを文章で表現するのは容易ではありません。やはり、トレーニングが必要です。しかも、書く能力を効果的に向上させるには、書きっぱなしではなく、他人の目でチェックしてもらうのが一番です。法律学を題材とした文章を書けるようになれば、論理的に表現する感覚が身につくはずです。 話す力:書く能力同様に、アウトプットに関する能力が、書く能力と話す能力は、全く違う能力です。読むことを前提とした文章をそのまま読み上げても、おそらく相手には伝わらないでしょう。相手に理解してもらうために、限られた時間の中で、どのように話せば良いのかを考えなければなりません。報告や議論、討論を通じて、話す力の向上に繋げます。 |
授業の概要・計画 |
刑法学を題材に、調査・報告・議論/討論・レポート作成などを行うゼミです。 調査については、担当教員が指定した文章のほかに、与えられたテーマに関して図書館やデータベースなどを利用して自ら文献を収集してもらいます。本学図書館には、多くの蔵書が所蔵され、データベースも豊富に揃っておりますから、まずは図書館をしっかりと使えるようになってもらいます。調査は、本演習の土台となる部分ですので、本演習のあいだ、複数回行っていただくことになります。 報告では、担当教員が提示したテーマについての調査結果を口頭で報告してもらいます。その際、限られた時間の中で相手に伝えるには、レジュメや板書など、どのように工夫すべきかに意識を持ってもらいます。また、その報告をもとに、参加者全員で議論をしてもらいます。演習の進度によりますが、討論回を設けることも考えております。 レポート作成については、少なくとも1回、小論文のようなものを作成してもらいます。書いたレポートをもとに参加者間で議論を行ったり、添削したりしてもらいます。 題材とするテーマは、刑法の中から選びます。特に、現代社会において問題となっているものを扱います。たとえば、自動運転自動車(AIカー)にまつわる刑法的な問題など、社会的な耳目を集めている新しい問題を考えております。 |
授業の進め方 |
参加者数によりますが、各回、参加者をいくつかのグループに分けた上で課題に取り組んでもらいます。5回目までは、担当教員が持ってきた文献を読んで、内容を要約して報告してもらいます。6回目から、現代社会で問題となっている刑法テーマについて、各グループに調査・報告・レポート作成を行ってもらいます。
@オリエンテーション Aその場で読解・要約報告 B〜D準備して読解・要約報告 E回以降:現代社会における刑法的問題をテーマに調査・レポート作成・報告
ただし、以上の計画はあくまでも予定で、進捗に応じて変更を加えることがあります。 |
教科書・参考書等 |
参考になると思われるものを、ゼミ中、適宜指定します。 |
成績評価の方法・基準 |
概ね、以下の基準によって評価します。 出席:20% 課題成果:40% 質疑応答:40% なお、遅刻・欠席が一定数に達した場合、事前の連絡なしに遅刻・欠席を行った場合には、単位認定を行いません。 |
その他(質問・相談方法等) |
ゼミの進行度合いによって、各回、延長することもあります。 参加者の希望に応じて、懇親会など、ゼミ外の活動も行うことも検討しております。 |
事前/事後学修 |
各回、報告準備等に4時間程度 |