Course Title |
Analyse of the Constitutional Cases in recent years |
Course Overview |
The Course aims at the Analyse of the Supreme-Court Constitutional Cases in recent 5 years, especially from the Perspective of the principle-oriented Constitutionalism. |
履修条件 |
積極的かつ朗らかにゼミ活動に参加して頂けることが、唯一の履修条件です。 |
授業の目的 |
最新の憲法判例および憲法理論の分析を通じて、憲法学の基礎的・発展的知識を修得することを目的としています。司法試験(LS進学および予備試験)を念頭に置いている学生だけではなく、公務員や民間企業、また研究者を志望する学生にとっても有益な演習となるように、演習プログラムを設定しています。 |
授業の概要・計画 |
主として最近5年間の最新憲法判例の分析、および近年の最新の憲法理論の動向の分析に力点を置き、それが学説・判例法理にどのような変動をもたらしつつあるのかを、原理的視点に立ち戻って考察します。ここでいう原理的視点とは、判例分析については、引用・被引用判例の分析や下級審判例の分析、それに影響を与えた学説(史)の理解、基層にある憲法現象(社会的事実)といった視座からする総合的検討を行うことを意味します。 |
授業の進め方 |
半分程度は、教員が予め準備する近年の憲法(広くは公法)判例リストから、担当を希望する判例を選択したり、あるいは自身が取り組みたい判例を主体的に調査・選択したりして、いわゆる判例研究の形式でゼミ報告を行います。また、残りの半分程度は、個別テーマに関する報告を行います。 また、当ゼミでは,折々の学生の希望を取り入れつつ、随時エクスカーションを行っています。2015-19年度の活動記録については、次のURLをご覧下さい。 http://blog.livedoor.jp/akasaka_z-kougi/archives/cat_886170.html |
教科書・参考書等 |
判例研究については、各判例の評訳、調査官解説などを参照するとともに、その背後にある学説の調査を行うため、必要に応じて研究書・教科書などを調査する必要があります。また、効果的なゼミ運営を実施するため、ゼミ報告・参加に先だって、田高寛貴ほか『リーガル・リサーチ&リポート』(有斐閣、2015年)に目を通してきて下さい。 その他、全体を通じて参照すべき書物として、次の4冊を推薦します。 1)宍戸ほか『判例プラクティス憲法〔増補版〕』(日本評論社、2013年) 2)宍戸『憲法解釈の応用と展開〔第2版〕』(日本評論社、2014年) 3)小山剛ほか『論点探究 憲法〔第2版〕』(弘文堂、2013年) 4)曽我部ほか『憲法論点教室〔第2版〕』(日本評論社、2019年) |
成績評価の方法・基準 |
平常点によります(報告の内容、討論の積極性等を総合的に評価します)。 |
その他(質問・相談方法等) |
演習後には、参考文献の紹介や内容の補足などのフォローアップを、講義用blogにおいて行う予定です。 http://blog.livedoor.jp/akasaka_z-kougi/ その他、ご質問などあれば、遠慮なくメイルでご質問下さい。また、必要に応じ、Zoomまたはリアルでの面談を設定することも可能です。 |
事前/事後学修 |
教科書の該当箇所の読み込みと授業後の復習。各回4時間相当。 |