民法V(債権総論・担保物権法)

最終更新日:2021年3月23日

授業科目名
民法V(債権総論・担保物権法)
標準年次
3・4
講義題目
債権総論・担保物権
開講学期
前 期
担当教員
田中(教 雄)TANAKA N.
単位数
4単位
教  室
科目区分
基盤科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
Civil Law V
Course Overview
General part of the law of obligations and the real security law
履修条件
 民法1・2を履修していることが望まれます。
授業の目的
A.知識・理解
 債権総論、担保物権の分野の基礎的な概念を習得すること。
B.専門的技能
 上記の基礎的な概念を用いて、様々な事例を分析する能力を身につけること。
C.汎用的技能
 論理的思考力、問題解決力を身に付けること。
D.態度・志向性
 市民としての社会的責任を自覚できるようになること。
授業の概要・計画
[前半・債権総論]
【第1回】はじめに,物権と債権,1債権関係とその内容(1)
【第2回】1債権関係とその内容(2)
【第3回】4弁済(1),6更改・免除・混同(1)
【第4回】2債務の不履行(1)
【第5回】2債務の不履行(2),10第三者による債権侵害
【第6回】3責任財産の保全(1)
【第7回】3責任財産の保全(2)
【第8回】3責任財産の保全(3)
【第9回】5相殺,7債権譲渡(1)
【第10回】7債権譲渡(2)・契約引受
【第11回】8多数当事者の債権関係(保証債務を除く),7債務引受,6更改・免除・混同(2)
【第12回】9保証債務(1)
【第13回】9保証債務(2)
【第14回】4弁済(2)
[後半・担保物権]
【第1回】1担保物権総論
【第2回】5抵当権(1)
【第3回】5抵当権(2)
【第4回】5抵当権(3)
【第5回】5抵当権(4)
【第6回】5抵当権(5)
【第7回】5抵当権(6)
【第8回】6譲渡担保(1)
【第9回】6譲渡担保(2)
【第10回】6譲渡担保(3)
【第11回】2留置権・3先取特権
【第12回】4質権
【第13回】仮登記担保・所有権留保
【第14回】担保法の諸問題(1)
【第15回】担保法の諸問題(2)
【第16回】担保法の諸問題(3)
授業の進め方
 オンラインによるライブ授業とします。
 特に重要あるいは分かりにくいと思われる部分について、教科書及び講義資料に即して解説し、それ以外の部分については、教科書・講義資料を読んでいることを前提に適宜解説します。
 講義では,六法を参照します。
教科書・参考書等
[教科書]
・潮見佳男『民法(全)最新版』(有斐閣)
 最新版は2021年2月時点で第2版だと思います。
 本講義に関係するのは、一部であるため、同等以上のものを使用しても構いませんが、定期試験等においては、この本を基準にします。
・「六法」
 最低でも『ポケット六法』(有斐閣)又は『デイリー六法』(三省堂)の最新版を講義に持参してください。
[参考書]
『民法判例百選T・U〔第8版〕』(有斐閣・2018年)
成績評価の方法・基準
 授業中のMoodleを利用した小テスト(40%)と定期試験(60%)により行います。債権総論および担保物権の基礎的な知識および概念を習得しているか,ならびに,これらの知識・概念をもとに,比較的簡単な事例を分析しつつ,法的解決を導けるか,を問います。
その他(質問・相談方法等)
 質問については,Moodleに開設するフォーラムで受け付けます。メールでの問い合わせには応じません。
事前/事後学修 [事前]教科書等及び講義資料の該当箇所を熟読しておくこと。
[事後]講義内容を教科書等で確認するとともに、教科書等及び講義資料に掲載されている判例を理解するように努めること。
 事前/事後学修で各回4時間相当。