民法T【民法総則】

最終更新日:2021年12月10日

授業科目名
民法T【民法総則】
標準年次
1
講義題目
民法総則・物権
開講学期
越 年
担当教員
香山 高広(KAYAMA T.)
単位数
4単位
教  室
大講1
科目区分
基盤科目
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
General Provisions of Civil Law
Course Overview
An overview of General Provisions of Japanese Civil Code and
Law on Real Rights
履修条件
 本講義は2020年度後期から2021年度前期の越年講義である。
授業の目的
 「民法」は5つの編で構成されている。第1編「総則」、第2編「物権」、第3編「債権」、第4編「親族」、第5編「相続」である。この授業は、第1編「総則」の全部と、第2編「物権」の第1章から第6章までを対象とする。この授業の目的は、講義対象範囲につき、以下のことを達成することである。

A 知識・理解
制度の趣旨についての正確な知識を得て、それを正しく理解すること。

B 専門的技能
現代社会の民事紛争を適切に解決することができる専門的技能を身につけること。

C 汎用的技能
比較法的・歴史的視点を理解することで、汎用的技能を獲得すること。

D 態度・志向性
講義中の質問に対して、その場で考え、正確な解答をすることができる能力を身につけること。
授業の概要・計画
【2021年度後期】
第01回 イントロダクション
第02回 人(1)
第03回 人(2)
第04回 物
第05回 法律行為(1)
第06回 法律行為(2)
第07回 法律行為(3)
第08回 法律行為(4)
第09回 法律行為(5)
第10回 法律行為(6)
第11回 法人(1)
第12回 法人(2)・期間
第13回 予備日
第14回 予備日
第15回 予備日

【2022年度前期】
第16回 時効(1)
第17回 時効(2)
第18回 時効(3)
第19回 物権の効力
第20回 不動産物権変動(1)
第21回 不動産物権変動(2)
第22回 不動産物権変動(3)
第23回 動産物権変動
第24回 占有権(1)
第25回 占有権(2)
第26回 所有権(1)
第27回 所有権(2)・用益物権
第28回 予備日
第29回 予備日
第30回 予備日
授業の進め方
 この講義は、担当教員による解説(又は板書)を主とした形態の講義である。
 講義は、レジュメを用いて、する。
 条文・判例等については、受講者に読んでもらう。
 この講義は、対面と遠隔の併用で行う。受講者数は少なくないと思われるので、遠隔での受講を推奨する。
教科書・参考書等
(教科書)
@民法総則
・潮見佳男『民法(全)第2版』(有斐閣、2019年)。
・佐久間毅『民法の基礎1総則[第5版]』(有斐閣、2020年)。
・近江幸治『民法講義T民法総則〔第7版〕』(成文堂、2018年)。
・山田卓生他『民法Tー総則〔第4版〕』(有斐閣、2018年)。
・潮見佳男・道垣内弘人編『民法判例百選T総則・物権[第8版]』(有斐閣、2018年)。
・高橋和之他編『法律学小辞典 第5版』(有斐閣、2016年)。
・法令用語研究会編『有斐閣法律用語辞典 第5版』(有斐閣、2020年)。


A物権法
・潮見佳男『民法(全)第2版』(有斐閣、2019年)。
・佐久間毅『民法の基礎2物権[第2版]』(有斐閣、2019年)。
・近江幸治『民法講義U物権法〔第4版〕』(成文堂、2020年)。
・淡路剛久他『民法Uー物権〔第4版補訂〕』(有斐閣、2019年)。
・松井宏興『物権法[第2版]』(成文堂、2020年)。
・安永正昭『講義 物権・担保物権 第4版』(有斐閣、2021年)。
・潮見佳男・道垣内弘人編『民法判例百選T総則・物権[第8版]』(有斐閣、2018年)。
・高橋和之他編『法律学小辞典 第5版』(有斐閣、2016年)。
・法令用語研究会編『有斐閣法律用語辞典 第5版』(有斐閣、2020年)。

 どの教科書を使うべきかについては、将来の目的に応じて、区々である。教科書の説明は、初回の講義でする。したがって、購入は、初回講義後で構わない。なお、夏休み中に予習をしたい者については、滝沢昌彦『民法がわかる民法総則』(弘文堂)の一読を勧める。
成績評価の方法・基準
 成績は、中間試験(2021年度後期)と学期末試験(2022年度前期)の結果のみに基づき、決定する。
 中間試験・学期末試験の採点は、「授業の目的」であげた4つの目的(A〜D)が達成させているかどうかを重視して、する。
 成績は、中間試験(50点)・学期末試験(50点)の結果のみに基づき決定する。成績評価については、合格者(60点以上)につき、相対評価をする。一応の目安としては、合格者の上位者から、5%をA、25%をB、40%をC、30%をDとする。
 試験の解答にあたっては、黒インクのボールペン又は万年筆(ただし、インクがプラスチック製消しゴム等で消されないものに限る。)を使用しなければならない。これに従わない答案は無効とする。なお、書き間違いは線を引いて消すこと。修正液・修正テープは使用してはならない。
その他(質問・相談方法等)
 学習にあたっての質問は随時受け付ける。メール(kayama【アットマーク】law.kyushu-u.ac.jp)でも構わないし、研究室に来てもらっても構わない。講義終了時の質問も可。アポは不要。
 わたしが講義をしている最中の、黒板の撮影は禁止する。ただし、講義中に入れる休憩時間、講義終了後については、黒板の写真撮影を許可する。
 受講希望者は、各自、Moodleに登録すること。休講・補講の連絡、レジュメ等の配布、ZoomのURLの公表等については、Moodle上で、する。
 第1回目の講義(10月1日)は休講の予定。初回の講義は、10月8日の予定である。
事前/事後学修  教科書の該当箇所の読み込みと授業後の復習。各回4時間相当。