社会保障法

最終更新日:2021年9月30日

授業科目名
社会保障法
標準年次
3・4
講義題目
社会保障法の政策と生活
開講学期
後 期
担当教員
丸谷 浩介(MARUTANI K.)
単位数
4単位
教  室
E110
科目区分
展開科目
使用言語
Japanese
科目コード
 
Course Title
Social Security Law.
Course Overview
Social Security Law and Policy.
履修条件
特にありません。社会保障や社会福祉に興味関心を持つ学生さんの受講を歓迎します。行政法を履修していることが望ましいですが,必須ではありません。
授業の目的
私たちが生まれる前から死亡した後まで(お腹の中からお墓の中まで),社会保障はその時々のライフステージでかかわりがあります。そして日本の国家予算規模でも社会保障の占める位置はかなり大きくなっています。このように,社会保障はミクロとマクロの両方で大きなものになっています。 これに加えて社会保障は,現金で給付するものから医療や介護のようなサービスを提供するものがあります。誰からどのような費用を徴収し,誰に給付すべきかを考えることも重要になります。 コロナ渦は社会保障法の重要性とその限界を露呈させました。日本の社会保障法では人が幸せになることができないと嘆くのは生産的ではありません。なぜこの法制度ができているのか,立法行政司法がどのような役割を果たしてきたのか,社会が大きく変わっているときにどう対応できるのか考えたいと思います。
授業の概要・計画
この講義では社会保障法の各論的領域について,法制度の解説をした上で現実に生じている法的問題を検討します。
○総論
○生活保護法
○年金保険法
○医療保障法
○障害者福祉法
○高齢者福祉法
○児童福祉法
○労働保険法
授業の進め方
○原則としてすべてオンラインで開講します。状況が好転すれば対面とオンラインを組み合わせて行うことがあります。

○オンラインのみで行う場合,講義開始時刻から録画済み動画データを公開します。動画は学期終了時(定期試験前)まで公開します。

○1日の講義につき,動画データを2〜3,各30〜50分程度に分割します。

○毎回小テストを行います。小テストは講義終了時刻(月曜は14:30,木曜は12:00)からその日の23時までです。小テストは成績評価に反映します。

○配付資料,参考資料,動画URL,小テスト,質問,意見などはすべてmoodleで行います。必ずコース登録をしてください。なお,moodle上で出席はとりません。
教科書・参考書等
【教科書】
配付資料(かなりのボリュームになりますので電子データのみで配布します)
【参考資料】
丸谷浩介『ライフステージと社会保障』(放送大学,2020年)
笠木ほか編『社会保障法』(有斐閣,2018年)

※このほか,社会保障に特化した六法類が必須ですが,現在のところ適切なものがありませんので、web、スマホアプリなどを活用してください。
成績評価の方法・基準
小テスト30点,レポート10点(行う場合),定期試験(問題形式未定)60点(レポートを課さない場合は70点)で評価します。
その他(質問・相談方法等)
意見要望などはmoodle上でコメントを提出するか、メール(marutani[at]law.kyushu-u.ac.jp)を出してください。
事前/事後学修 教科書の該当箇所の読み込みと授業後の復習。各回4時間相当