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七戸 克彦
Shichinohe Katsuhiko
2020.1.28.更新
講座・専攻 民事法学講座
民法、水法、比較法
研究キーワード 財産権,物権変動,公示
自己紹介 1959年9月24日札幌生まれ。札幌市立柏陽小学校、和光小学校、札幌市立北陽中学校、信濃中学校、北海道立札幌北高校から、慶応義塾大学法学部法律学科に入学、1985年3月慶応義塾大学大学院法学研究科民事法学専攻修士課程修了、1988年3月同博士課程単位取得中退、同年4月慶応義塾大学法学部専任講師、1992年4月同助教授、2003年4月同教授を経て、2004年4月より現職。

所属学会: 日本私法学会、比較法学会、日仏法学会、日本家族≪社会と法≫学会、
      日本登記法学会

公的機関委員・兼務:(公益社団法人)日本河川協会理事、弁護士(福岡県弁護士会)
学生への一言 国家学会雑誌(東大法学部の紀要)昭和13年1月号(52巻1号108頁)掲載の辻清明「(海外政治学界事情)最近における英米及び独逸行政学」の「2 英米」は、次のような文章で始まります。
  「この森を抜け出すにはどの途がいちばんいヽかしら、と考へてゐたのです。
   だんだん暗くもなりますし」。
この文章は、ヘリングの著書『行政と公益』(E. Pendleton Herring, Public administration and the public interest, Ann Arbor, Mich: University Microfilms International, c1936)の冒頭ページの翻訳で、原文を読めば、それが誰の言葉であったか分かります。
  “I was thinking,” Alice said very politely, “which is the best way out of this
  wood: it’s getting so dark.”
ヘリングの著書は、九大の中央図書館では、初版については自動書庫、1967年の復刻版については4階の法学部研究図書の棚に配架されていますが、さて、学生の皆さんは探し出すことができるでしょうか。
ですが、文献を見つけてから後が本当の作業の始まりで、なぜヘリングは1936(昭和11)年の著書の冒頭に不思議の国のアリスの言葉を掲げたのでしょう。なぜ辻清明は1938(昭和13)年の論文でその翻訳を掲げたのでしょう。「暗くならないうちに、この森を抜け出さなければ」という言葉の含意を、当時の世界や日本の社会情勢の文脈で読み解く――それが大学生の勉強というものです。
個人HPアドレス http://www.law.kyushu-u.ac.jp/~shichinohe/