最終更新日:2017年8月21日
授業科目名 |
政治・外交史研究第二(特講流用) |
履修コース |
研・専 |
講義題目 |
ハンガリー史における政教関係 |
授業区分 |
前期 |
担当教員 |
渡邊昭子 |
単位数 |
2単位 |
教 室 |
第三会議室(5/27-29) |
科目区分 |
修士・博士課程 |
履修条件 |
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授業の目的 |
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授業の概要・授業計画 |
ハンガリーはヨーロッパのキリスト教諸宗派の境界地帯にあたり、ローマ・カトリック、正教、ルター派、カルヴァン派が混在し、さらにユダヤ教徒も存在する。これらの宗教に属する人びとは、時期の違いはあるがいずれも19世紀までに宗派としての集団を形成するようになり、それぞれに国家との関係を構築するようになった。また、プロテスタントが普及した時代のハンガリー地域は、ハプスブルク帝国、オスマン帝国、トランシルヴァニアという3つの異なる国家の下にあり、それぞれの国家の下で、諸宗派の置かれた地位は異なっていた。このような歴史を踏まえつつ、近現代のハンガリー国家が各宗派とどのような関係を取り結ぶことになるのか、諸宗派側からの視点も含めて検討する。とくに、近代における国家と教会関係において重要な問題となる初等学校とその教育に注目し、時代による関係の変化、国家の政策、諸宗派の対応、学校の種別による教育の相違、住民の果たした役割などについて具体的事例を取り上げ、諸宗派と国家との関係を多面的に考察する。 |
授業の進め方 |
講義および演習形式でおこなう。演習においては研究報告および史料読解をおこなう。 |
教科書及び参考図書等 | 適宜指示する。 |
成績評価の方法・基準 | 平常点および報告の結果によって総合的に判断する |
その他(質問・相談方法等) | 5月27日(水)〜29日(金) 3日間とも1〜5限 場所は第三会議室です |