最終更新日:2017年8月21日
授業科目名 |
東洋法制史研究第一 |
履修コース |
研・専 |
講義題目 |
法制史学の諸問題 |
授業区分 |
通年 |
担当教員 |
西 英昭 |
単位数 |
4単位 |
教 室 |
1研 |
科目区分 |
修士課程 |
履修条件 |
法制史学に関心があり、また研究遂行上もそれと密接な緊張関係を有する者。近く学位論文の執筆を予定している者。 |
授業の目的 |
参加者の興趣および研究遂行上の需要に基づき、東洋法制史学をも含んで広く法制史学そのものが直面する諸課題についての文献(主に英語、場合によっては独・仏語)を精読し、その議論状況の整理とその理解を目的とする。 また学位論文をまとめるに当たっての諸問題をなるべく細かに支援することを目的とする。 |
授業の概要・授業計画 |
本ゼミは法制史学に関心を絞りますので、広く中国について学びたいという方は月曜5限開講の中国法演習への参加をお願いします。 ゼミでは関連文献の精読を中心とします。そこで扱われる文献は現在の論文は勿論、明治・大正期の論文、江戸期における律令研究、果ては奈良平安の律令から唐律へと遡る可能性があります。かたや明治日本において陸続刊行された西洋の法律書の翻訳・およびその原典にも分析は及ぶものと思います。いうまでもありませんが予習は必須です。また漢文・擬古文・くずし字、相当な量の外国語文献(英語・中国語は勿論、場合によっては独・仏語に及ぶ可能性があります。これらの語学に堪能でなくても、一から勉強してでも読んでやる、というぐらいの積極的な方を希望します。)なども扱う可能性がありますので、基本的な事項については身につけておいてください。 また、学位論文執筆へ向けての中間発表の機会も設けて、参加者及び関連するスタッフも交えての討論を行います。 はっきり申し上げて、本ゼミの負担は過重です。意欲のある方の参加を望みます。 |
授業の進め方 |
文献の精読を中心としながら、参加者において具体的な問題意識が示される場合はそれを優先し、研究遂行上の必要になるべく応じられるような内容にします。また必要によっては、文献収集・データ整理などの基本的な研究作業も行います。 発表のスタイルについても重視します。レジュメのきり方から話し方まで、プレゼンテーション一般についても習熟してもらうべく準備をします。 |
教科書及び参考図書等 | 現段階では特に指定しません。参加者の興味関心・需要に応じて指定します。 |
成績評価の方法・基準 | 概ね出席30%、平素のゼミでの貢献度70%で判定します。 |
その他(質問・相談方法等) | 質問はゼミ中・ゼミ後に受け付けます。メールでも構いません(アドレスはh-nishiのあとに@law.kyushu-u.ac.jpです。)。研究室を訪ねていただいても構いませんが、不在の場合もありますので、なるべく事前に予約をお願いします。 後期は火曜2限に開講します。変則的ですので注意をお願いします。 |