最終更新日:2017年8月21日
授業科目名 |
トランスナショナル法研究第一 |
履修コース |
研・専 |
講義題目 |
トランスナショナル法研究第一 |
授業区分 |
通年 |
担当教員 |
阿部 道明 |
単位数 |
4単位 |
教 室 |
4研 |
科目区分 |
修士・博士課程 |
履修条件 |
WTO、国際取引法についての基礎知識があることが望ましい。 |
授業の目的 |
トランスナショナル法研究においては、WTOとそれを構成する各法分野についての様々な角度からの研究を行う。一方で、国際ビジネスに関わる各種の法律問題、契約問題について学問的、実務的な両面からの研究を行う。 |
授業の概要・授業計画 |
トランスナショナル法研究においては、国際的ビジネス活動の実態を踏まえてそこに関わってくる法律問題を日本の視点及び外国の視点から研究する。日本を含めての国際市場のビジネス活動関連の法律問題を中心に扱うが、具体的には下記のテーマを中心とする予定である。すべての研究生に共通の学問的なテーマに従っての共通的なクラスでの研究や討論というよりは、むしろ多様な興味をもつ研究生がそれぞれに有するトランスナショナル法関連の独自の研究テーマを深めていく形となる。 本年度は具体的には、WTO(世界貿易機関)体制のもとにおける貿易ルール、紛争解決ルールを具体的ケースの研究も踏まえながら学んでいき、その現状における問題点や改善法を研究し、国際市場における新しい国際取引ルールの構築を目指す研究を行う。また、一方で各研究生の興味と関心によって、国際取引における各種の法的・契約的問題も主要なテーマとして取り上げていく。具体的には、独占禁止法、製造物責任、国際投資に関連する問題、国際的アライアンス(M&A)の諸問題、紛争解決メカニズム、国際裁判管轄、準拠法、国際契約の法的論点やそのドラフティングと交渉術などが考えられる。また、企業法務の実態に触れていくことも可能である。 |
授業の進め方 |
各受講者が興味あるテーマを選択分担して研究と発表を行い、それをベースにした質疑応答、討論の形式で授業を進める。 |
教科書及び参考図書等 | 必要に応じて、その都度紹介する。 |
成績評価の方法・基準 | 出席の状況、発表の出来具合、討論への参加状況などを総合的に見て判断する。 |
その他(質問・相談方法等) |