最終更新日:2017年8月21日
授業科目名 |
国際公法研究第二(特講流用) |
履修コース |
研・専 |
講義題目 |
現代イランの政治と文化 |
授業区分 |
前期 |
担当教員 |
貫井 万里 |
単位数 |
2単位 |
教 室 |
第2研究会室 |
科目区分 |
修士・博士課程 |
履修条件 |
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授業の目的 |
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授業の概要・授業計画 |
イランは、世界第4位の産油国であり、政治的には、イスラーム共和制をとり、外交的には、アメリカと対立関係にある数少ない国の一つです。2002年にはブッシュ米大統領から「悪の枢軸」と呼ばれた国として、イランに恐ろしいイメージを持っている方が多いかもしれません。本講義では、両国の対立の歴史的原因を理解し、さらに、報道では充分に紹介されることの少ないイランの人々の日常生活や文化を紹介したいと思います。まず、イランの気候・地理の概説後、イスラームの基礎的知識を紹介します。その後、パフラヴィー王朝下の近代化政策、第二次世界大戦後のナショナリズム運動を経て、1979年にイラン革命が成功する過程から現代までのイラン政治について講義します。また、革命後にイスラーム体制が成立した結果、社会・文化面でどのように変化したのかを、イラン映画等の映像を見ながら議論する予定です。 (1) イランの気候・地理・宗教の概説(2回) (2) パフラヴィー朝の近代化政策 (3) 石油国有化運動 (4) 1979年イラン革命(2回) (5) イラン・イスラーム共和国の成立(2回) (6) イランとアメリカ(2回) (7) イラン・イラク戦争 (8) 革命後のイラン社会と文化(女性と家族) (9) 革命後のイラン社会と文化(若者) (10) 革命後のイラン映画と音楽 (11) まとめ |
授業の進め方 |
講義とディスカッション、映像鑑賞等を組み合わせながら、実施します。 |
教科書及び参考図書等 | 教科書 桜井啓子『現代イラン』(岩波新書、2001年)\735 参考書 大塚和夫他編『イスラーム辞典』(岩波書店、2002年)\7,875 岡田恵美子編『イランを知るための60章』(明石書店、2004年)\2,100 |
成績評価の方法・基準 | 指定のテーマに沿ったレポート(A4用紙に5〜10枚)の提出 平常点(出席、ディスカッションへの参加等) |
その他(質問・相談方法等) |