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国際公法研究第二(特講流用)

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
国際公法研究第二(特講流用)
履修コース
研・専
講義題目
国際法判例文献購読
授業区分
後期
担当教員
許 淑娟
単位数
2単位
教 室
文系合同, 2研
科目区分
修士・博士課程
履修条件
授業の目的
授業の概要・授業計画
 国際法学が扱うべき分野は拡大し続けている。グローバリゼーションの社会への浸透や国際法における司法化の傾向、多数国間条約の増加、規律対象毎の規律技術の発展等により、一つの分野に特定したとしても、その分野における学説や判決・国家実行の蓄積も膨大なものとなっている。こうした中では、より意識的に、国際法の「総論」と呼ばれるもの、あるいは、「方法論」に対する関心を持ち続け、国際法の基本概念の意義と限界を見極めなければならない。この作業を行うためには、学説を分析すると同時に、国際裁判判決をも批判的考察対象とする必要がある。紛争解決局面において、概念の機能がより明確に表れるためである。紛争当事国の権利義務が争われる具体的な状況において、ある概念の適用の前提や射程が厳しく問われる。
 そこで、本演習では前半では文献購読を行い、後半では判決を取り扱う二部構成としたい。
 具体的には、方法論の例として、批判法学アプローチならびにGlobal Administrative Law Projectについて考察する。概念として、「主権」「管轄権」について代表的な論考を扱う。後半については、数年内の判決を中心に、ゼミ参加者の関心に応じて、扱う判決を決定する。
授業の進め方
 一つの文献あるいは一判決を、それぞれ1コマないし2コマを用いて、批判的に検討する。報告担当者を割り当て、報告者からレジュメを用いた報告がなされた後、ゼミ参加者全員による議論を行う形で行う。演習開始2週間前をめどに、事前レジュメを作成し参加者全員に配布することが望ましい。
教科書及び参考図書等
参加予定者に追って連絡をする。
成績評価の方法・基準
演習における報告、議論への積極的参加を総合的に評価する。
その他(質問・相談方法等)
 演習参加に関心のある者は、私までメールにて連絡をすること。
メールアドレス:huh[at]rikkyo.ac.jp 
*なおメール送信時には[at]を@に変えること。
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