政治学史研究第一

最終更新日：2017年8月21日

授業科目名	政治学史研究第一	履修コース	研・専
講義題目	西洋政治思想史研究	授業区分	通年
担当教員	木村　俊道	単位数	4単位
教　室	４研	科目区分	修士・博士課程

履修条件
授業の目的	１）研究者としての高度な「わざ」や「型」を修得し、学問的な諸能力を総合的に育成する。２）政治思想史という学問分野の「ディシプリン」を身につける。３）とりわけ、外国語文献や一次資料の「読み方」や、西洋政治思想史を理解するための「歴史的なセンス」の涵養を目指す。
授業の概要・授業計画	昨年度に引き続き、「近代デモクラシー以前の市民教育」をテーマとして、西洋の文明社会の知的基盤を理解するために必要な古典を講読する。今年度はとくに「レトリック」を中心に、イソクラテス、プラトン、アリストテレス、キケロなど、古代ギリシア・ローマの文献を集中的に読む予定である。 ※昨年度は、アリストテレスの『政治学』と『ニコマコス倫理学』を読んだ。 ※本科目はEU研究ディプロマプログラム（EU-DPs）に開放されています。http://www.euij-kyushu.com/jp/home/index.html 本科目では、歴史・思想・文化など、ＥＵに関連する内容の講義を行います。
授業の進め方	通常のゼミ形式であるが、大学院の授業であるため、参加者の積極性や自主性がとくに望まれる。なお、参加者の数によっては、学部ゼミとの合同もありうる。
教科書及び参考図書等	イソクラテス『弁論集１・２』小池澄夫訳、京都大学学術出版会、1998, 2002 プラトン『プロタゴラス』藤沢令夫訳、岩波文庫、1988 プラトン『ゴルギアス』加来彰俊訳、岩波文庫、1967 プラトン『パイドロス』藤沢令夫訳、岩波文庫、1967 アリストテレス『弁論術』戸塚七郎訳、1992 キケロー『弁論家について』（上下）大西英文訳、2005 廣川洋一『イソクラテスの修辞学校』岩波書店、1984 廣川洋一『ギリシア人の教育』岩波新書、1990
成績評価の方法・基準	毎回の出席（40%）とゼミでの報告（40%）、およびゼミへの貢献度（20%）によって評価される。
その他（質問・相談方法等）	参加希望者は事前に木村まで連絡のこと。