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法学・政治学における論文の書き方(中国語)

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
法学・政治学における論文の書き方(中国語)
履修コース
研・専
講義題目
法学・政治学における論文の書き方
授業区分
前期
担当教員
西 英昭
単位数
2単位
教 室
科目区分
修士課程
履修条件
 原則として、2014年度以降に修士課程に入学した中国人留学生で、本講義を過去履修していない者。
 上記「単位数」欄には2単位と表示されていますが、単位は認定されません。ただし、中国人留学生はこの講義を履修して合格認定を受けない限り、修士論文の提出が認められませんので、ご注意ください。
授業の目的
 本講義では、学術論文を執筆する上での、基礎的な技術および知識を身につけることを目的とします。
 本講義は主に中国人留学生を対象としています。まず理解しておいて欲しい点は、中国人留学生が、本国においてこれまで身につけてきた法学・政治学の知識、さらには論文の作成方法は、日本国内におけるものと大きな隔たりがあるという点です。そのため、素晴らしい研究対象を持っているにも関わらず、論文執筆の際、昇華させられなくなってしまう中国人留学生が多く見受けられます。本講義はこうした状況を解決することを最終的な目標とします。
 そこで、本講義においては、まずは日本における最新の研究動向を把握し、その研究手法を理解します。さらに、論文の書き方、資料の収集方法、先行研究の分析・批判について学習します。そして、これらの学習を通じて、研究会・学会などでのプレゼンテーション、論文執筆の能力を身につけていくことにします。
授業の概要・授業計画
 この講義では、主に以下の点について解説を行います。さらに、参加者にはそれぞれの項目について、実際の訓練を行ってもらいます。
@導入:授業の概要についての説明
A論文執筆の最終的目標と論文の書き方について
B論文を書く上での資料収集の方法とその利用法について
C発表(プレゼンテーション)の方法について
D学習した方法論・理論の応用について
授業の進め方
 講義は基本的に講義形式とします。ただし、先行研究批判、資料分析さらには、実際の論文の作成などを含めたレポート提出を随時要求します。こうした課題を通して、実践的に論文執筆の技術を学んでもらいます。また学期末には、論文執筆の能力が習得できているかどうかを確かめるために、1万字程度の論文を執筆してもらう予定です。
教科書及び参考図書等
 教材は基本的にこちらで準備します。ただし、参考までに以下の書籍を提示しておきます。
・近江幸治『学術論文の作法──〔付〕小論文・答案の書き方』成文堂、2011年。
・花井等・若松篤『論文の書き方マニュアル』有斐閣、1997年。
・ハワード・S・ベッカー『論文の技法』講談社、1996年。
成績評価の方法・基準
 出席、授業態度、授業における積極性、報告、レポート、学期末に提出する論文を総合的に判断した上で評価します。
その他(質問・相談方法等)
 質問・相談は随時受け付けます。メールや研究室での相談も歓迎します。
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