最終更新日:2017年8月21日
授業科目名 |
西洋法制史研究第一 |
履修コース |
研・専 |
講義題目 |
マグナ・カルタ研究 |
授業区分 |
通年 |
担当教員 |
直江 眞一 |
単位数 |
4単位 |
教 室 |
科目区分 |
修士・博士課程 |
履修条件 |
ラテン語文法の基礎を修得していることを条件とする。 授業と並行して文法を自習するのでもよい。 |
授業の目的 |
マグナ・カルタ(1215年)の成立800年にあたる本年(Magna Carta Year!)は、神話から解放された歴史的現実としてのマグナ・カルタの法的・歴史的意味を探ることを授業の目的とする。 |
授業の概要・授業計画 |
デニング卿(1899−1999年)によって「歴史上最も重要な憲法的文書――専制君主の恣意的な権威に対抗する個人の自由の基礎」とまで言われたマグナ・カルタの個々の条文を検討することによって、その法的・歴史的意味を明らかにする。 |
授業の進め方 |
マグナ・カルタ前文および全63条について、あらかじめ決めておいた報告者による報告および質疑応答を通して、解読を試みる。1215年版はその直後に法的に無効とされているので、10年後の1225年にジョンの息子ヘンリ3世によって再発行されたマグナ・カルタを必要に応じて参照する。 |
教科書及び参考図書等 | 1215年版および1225年版のマグナ・カルタのテキストを配布する。英訳および邦訳は枚挙に遑がない。岩波文庫『人権宣言集』、J・C・ホウルト著、森岡敬一郎訳『マグナ・カルタ』(慶応義塾大学出版会)などを参照されたい。 |
成績評価の方法・基準 | 平素の成績による |
その他(質問・相談方法等) | あらかじめメールでアポイントメントを得た上で、質問・相談に応じる。 |