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国際公法研究第二(特講流用) Public International Law, Research U

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
国際公法研究第二(特講流用) Public International Law, Research U
履修コース
研・専
講義題目
経済面から見たロシアの国際関係
授業区分
前期
担当教員
伏田 寛範 Fushida H.
単位数
2単位
教 室
科目区分
修士・博士課程
履修条件
授業の目的
本講義では、ロシアと諸外国の関係を経済的な側面から検討することを目的とする。ソ連崩壊後、ロシアでは市場経済への移行と同時に世界経済への再統合が進められた。世界経済への統合が進むなかで、ロシアの国際関係も大きく変化している。今日、何かと注目されるロシアだが、ロシアの政治や外交政策に経済的な側面の影響がますます高まっていることに注目してもらいたい。
授業の概要・授業計画
 ソ連崩壊後のロシアの経済や政治についての基礎的な知識について確認した上で(2コマ分程度)、以下のトピックを取り上げ、ロシアの国際関係を主に経済的な側面から検討してゆく。
・ソ連時代におけるロシアの国際関係(コメコン体制)
・ソ連崩壊後のロシアにおける市場移行と西側諸国の支援
・ロシアの経済危機(1990年代)と世界経済への波及
・新興国ブームとロシア経済の急成長(2000年代)
・世界経済危機(リーマンショック)とロシア経済への影響
・東方シフト政策とウクライナ危機後の西側諸国の対ロシア制裁
・兵器輸出の「商業化」
授業の進め方
講義形式で行なう。
教科書及び参考図書等
参考図書として下記の図書を挙げる。
安達祐子『現代ロシア経済−資源・国家・企業統治』名古屋大学出版会、2016年
溝端佐登史「世界経済の変動とソ連・ロシア経済」『ロシア・東欧研究』第44号、2016年3月
横手慎二編著『ロシアの政治と外交』放送大学教育振興会、2015年
山添博史『国際兵器市場とロシア』ユーラシアブックレット、2014年
溝端佐登史編著『ロシア近代化の政治経済学』文理閣、2013年
ドミトリー・トレーニン他『ロシア新戦略−ユーラシアの大変動を読み解く』作品社、2012年
吉井昌彦・溝端佐登史編著『現代ロシア経済論』ミネルヴァ書房、2011年
成績評価の方法・基準
授業参加(3割)とレポートの提出(7割)を合わせて評価する。
その他(質問・相談方法等)
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