Course Title |
Sociology of Law, Research II |
Course Overview |
Research on/by Social System Theory and/or Legal System Theory in modern society. Reading English/German/Japanese text and working out its implications for the modern legal system. |
履修条件 |
特にありません。
ただし、講義題目にあるとおり、おもに社会システム理論(あるいは隣接する社会理論/社会学理論)に準拠した文献(独語を含む場合あり)を講読していきますので、その方面の基本的な知見を備えていることが望まれます(いわゆる「入門的解説」は行いませんので、この点にはご留意下さい)。 |
授業の目的 |
社会システム理論(隣接する社会理論)を、現代社会における法現象の記述/分析に「応用」していく可能性を考えます。そうした意味で、本演習は授業というより共同読書会/研究会に近い、とお考え下さい。
とくに博士課程の学生は、自立した研究者への最終コーナーとなる期間となりますので、常にご自身の研究テーマ・方法論との関係を強く意識しながら、毎回の授業に臨んでいただければと思います。 |
授業の概要・計画 |
本テーマに関連する内外の文献講読を柱としつつ、参加者各位による個別研究報告(ご自身の研究テーマに即して、必ずしも社会システム論に準拠した内容である必要はありませんが、それが社会システム論から見てどのような意義と問題点をもつか、という思考のフレイムが、常に議論の底流にあることをお含み置きの上、ご自身の研究の参考にしていただければと考えます)を、適宜組み合わせながら実施します。 |
授業の進め方 |
参加者による合議の上、講読テクストを選定し、輪番で読み進めていきます。研究会方式の報告/質疑応答/自由討議が基本となりますが、参加者はその都度、自己の研究テーマに引きつけた議論を展開していただいて構いません(むしろそれを歓迎します)。
また、不定期に、ご自身の論文構想発表の場として活用していただいても構いませんので、希望者は必要に応じてお申し出ください。 |
教科書・参考書等 |
参加者の合議により決定しますので、ご自分で講読/報告したい候補文献(著書/論文)を、あらかじめお考えいただけるとよいでしょう。
たとえば・・・、 ニクラス・ルーマン『社会の科学』(1990=2009、 Suhrkamp=法政大学出版会)は、法学を含む「社会科学」とは何である/何でないのかを考える上で非常に参考になるテクストでお薦めですが、参加者各位のセンスで、新たな切り口のテクストを提示していただけることを歓迎いたします。 |
成績評価の方法・基準 |
平素の成績(報告頻度・濃度)によります。 |
その他(質問・相談方法等) |
研究室にいれば、適宜、受け付けます。メールでアポを取っていただけると確実です。 |