東洋法制史研究第二

最終更新日:2018年3月9日

授業科目名
東洋法制史研究第二
標準年次
研・専
講義題目
中国訴訟・司法制度史
開講学期
後期
担当教員
西 英昭
単位数
2単位
教  室
科目区分
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
Eastern Legal History ,Research 2
Course Overview
The main purpose of this graduate seminar is to learn some basic research methods for the study of Chinese legal history. We also read some books and theses which discusses some vital issues of legal history. The seminar will be held in Japanese.
履修条件
 東洋法制史学に関心があり、また自己の研究遂行上もそれと密接な緊張関係を有する者。
 英語または中国語ができること。
 参加希望者は、志望理由書(自己の研究テーマ、およびそれとの関係でどういう演習内容を希望するのかを明記のこと)を担当教員宛に10月1日(月)までにメールで送付し、許可を得ること。許可していない者の参加は認めないので注意すること。
授業の目的
 法制史学を研究するにあたっての基本的な技術・作法を徹底的に身につけるにはどうしたらよいのか、文献捜索からその読み込み、問題発見と研究の進め方等につき、学部までの学習とは全く質的に異なるものであることを実感し、実際に相応の水準でこれらの技法を運用できるようになることを目指します。
 本年度は参加者の興趣・需要に応じて関連する論考を精読することにします。ただ漫然とテキストを読むというスタイルは徹底的に排されます。文献・史料を批判するということはどういうことか、これを常に考えつつ先行研究と相対する際の作法を身につけてもらうことを目的とします。
授業の概要・計画
 本ゼミは法制史学に関心を絞りますので、広く現代中国について学びたいという方は申し訳ありませんがご遠慮ください。
 ゼミでは大学院におけるリサーチ・研究手法を徹底して身につけてもらうことをまず中心とします。その後、関連文献の精読を行います。東洋法制史に限らず、法制史を扱う以上は必須となる文献であれば、広く他分野の文献にも手を伸ばします。いうまでもありませんが予習は必須です。予習というのはただ漠然と読んでくるということではありませんからくれぐれも注意してください。
授業の進め方
 基本的なリサーチ方法の習得に関しては、学部までとは比べ物にならない量・質が要求されます。これらは大変に労力を要する作業ですが、これが出来ないでは話になりません。毎回膨大な宿題がでるであろうことを予告しておきます。
 また文献の精読については担当者を決めはしますが、全員の積極的な参加を求めます。これと平行して、各参加者個人の研究の進展具合についても報告を求め、議論を行う場を設けます。
教科書・参考書等
 現段階では特に指定しません。参加者の興味関心・需要に応じて指定します。
成績評価の方法・基準
 概ね出席30%、ゼミ中に課される課題・発表の内容・水準につき40%、平素のゼミでの貢献度30%で判定します。
その他(質問・相談方法等)
 質問はゼミ中・ゼミ後に受け付けます。メールでも構いません(アドレスはh-nishiのあとに@law.kyushu-u.ac.jpです。)。研究室を訪ねていただいても構いませんが、不在の場合もありますので、なるべく事前に予約をお願いします。