紛争管理論特講第一

最終更新日:2018年6月18日

授業科目名
紛争管理論特講第一
標準年次
研・専
講義題目
紛争解決手続の選択とデザイン
開講学期
通年
担当教員
入江 秀晃(IRIE H.)
単位数
4単位
教  室
209
科目区分
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
Seminar on Conflict Management and Dispute Resolution
Course Overview
Research on the basis of conflict management through both practical and theoretical approach.
履修条件
特にありません。学部ゼミとの合同開講になります。院生として学部生への助言等を行う役割が期待されます。
授業の目的
当事者自身の能力を活用できる手続、当事者が納得できる手続はどのようにすれば準備できるのか、現代の紛争管理論は、それらの問題を考える視座を与えます。社会における様々な問題を解決するために、どのように手続をデザインできるのか、あるいは、既存の手続を改善できるのかを考える実践的な学問分野です。参加者には、自身の関心を元にゼミ論文研究を進めていただきます。その研究過程で、実証的アプローチ(たとえば、実務家へのインタビュー)が推奨されます。また、場をしつらえ、プロセスを設計し、参加者と共に考え話し合えるファシリテーション能力を伸ばすための活動も行います。
授業の概要・計画
前半:研究手法の学習。調停技法の概要の学習。研究計画。
後半:研究実施と報告。調停技法の学習。
授業の進め方
各自のゼミ論文の準備としての報告を行って、皆で議論します。
ゼミ生は、研究の進め方について、教員と個別面談を行います。
ゼミ合宿(2017年度は阿蘇)、他大学との合同ゼミ(2017年度は大阪大学・仁木恒夫ゼミとの企画)を行う予定です。
教科書・参考書等
参考書として、紛争管理論に関しては、『解説同席調停』(日本加除出版)他、レビン小林久子先生の一連の著書をお勧めします。また、教員の単著『現代調停論』(東京大学出版会)も併せて参考書として紹介致します。
社会科学の研究手法に関する入門書として、白井・高橋『よくわかる卒論の書き方』(ミネルヴァ書房)を推薦します。
成績評価の方法・基準
毎回の参加、報告、ゼミ論文を評価対象とします。
その他(質問・相談方法等)