中国法研究第一

最終更新日:2021年3月8日

授業科目名
中国法研究第一
標準年次
研・専
講義題目
中国独禁法の諸問題
開講学期
通年
担当教員
西 英昭(NISHI.H)
単位数
4単位
教  室
教員研究室
科目区分
使用言語
Japanese
科目コード
Course Title
Chinese law, Research T
Course Overview
This seminar will discuss and examine various issues in Chinese competition Law
履修条件
 現代中国法に関心があり、また自己の研究遂行上もそれと密接な緊張関係を有する者で、修士課程(専修コース)に在籍する者、特に当該テーマについて修士論文を執筆している者。
 英語または中国語ができること。
授業の目的
 中国法を研究するにあたっての基本的な技術・作法を徹底的に身につけるにはどうしたらよいのか、文献捜索からその読み込み、問題発見と研究の進め方等につき、学部までの学習とは全く質的に異なるものであることを実感し、実際に相応の水準でこれらの技法を運用できるようになることを目指します。
 本年度は参加者の興趣・需要に応じて関連する論考を精読することにします。ただ漫然とテキストを読むというスタイルは徹底的に排されます。文献・史料を批判するということはどういうことか、これを常に考えつつ先行研究と相対する際の作法を身につけてもらうことを目的とします。
授業の概要・計画
 本ゼミは中国法(特に独禁法)に関心を絞ります。ゼミでは大学院におけるリサーチ・研究手法を徹底して身につけてもらうことをまず中心とします。その後、関連文献の精読を行います。中国法に限らず、中国法を扱う以上は必須となる文献であれば、広く他分野(東洋法制史等)の文献にも手を伸ばします。いうまでもありませんが予習は必須です。予習というのはただ漠然と読んでくるということではありませんからくれぐれも注意してください。

授業の進め方
 基本的なリサーチ方法の習得に関しては、学部までとは比べ物にならない量・質が要求されます。これらは大変に労力を要する作業ですが、これが出来ないでは話になりません。毎回膨大な宿題がでるであろうことを予告しておきます。
 また文献の精読については担当者を決めはしますが、全員の積極的な参加を求めます。これと平行して、各参加者個人の研究の進展具合についても報告を求め、議論を行う場を設けます。
 なお感染状況によってリモートでの開講となる場合がありますので、SkypeやTeamsを利用できる環境を整えておいてください。
教科書・参考書等
 現段階では特に指定しません。参加者の需要に応じて指定します。
成績評価の方法・基準
 概ね出席30%、ゼミ中に課される課題・発表の内容・水準につき40%、平素のゼミでの貢献度30%で判定します。
 予習として関連文献の該当箇所の読み込みと授業後の復習各回4時間相当をお願いいたします。
その他(質問・相談方法等)
 質問はゼミ中・ゼミ後に受け付けます。メールでも構いません(アドレスはh-nishiのあとに@law.kyushu-u.ac.jpです。)。研究室を訪ねていただいても構いませんが、不在の場合もありますので、なるべく事前に予約をお願いします。