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教育内容・方法

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シラバス

科目名
  • 授業科目名紛争管理と調停技法Ⅰ
  • 授業科目名(英語)Conflict Management & Mediation Training Ⅰ
  • 標準学年2・3年次
  • 必修・選択の区別選択
  • 単位数2単位
教員名 入江 秀晃 ( IRIE Hideaki )
時限 月 , V ( 16:40~18:10 )
授業の目的 本講義は、法曹実務家にとって不可欠な実務となっている、調停、交渉、相談などにおける技術と技術向上のための考え方を学ぶ。つまり、調停人の役割を紛争解決を契機とする当事者への支援と捉え、紛争管理の理論を学習する。加えて、グループワークやロールプレイでの練習等を通じた反省的(リフレクティブ)な学びを実践する。さらに、家事調停、労働審判、弁護士会ADRなどの手続の現状と課題に関しても学ぶ。
履修条件 ⅠとⅡを両方受講できること。希望者が多数の場合には簡単なレポートによる選考または抽選を行う場合がある。グループワークやロールプレイなど学生同士の活動も多いため、これらを含め真摯に取り組むこと。
到達目標 カリキュラムマップ、到達目標科目対応表及び学修ロードマップを参照のこと。
授業の概要 対話型調停の理念及び具体的な方法論を学ぶ。また、対話型調停をプロトタイプとして、現代型調停の日本における活用可能性を探る。調停ロールプレイなどの技法練習及び、テーマに関する文献レビューをグループで行う。(テーマとしては、弁護士会ADR、家事調停、労働審判など)
授業の概要(英語) Lecture on mediation skills and other dispute resolution procedures. The students learn both theoretical and practical discussions on Alternative Dispute Resolution Procedures.
授業計画 第1回 オリエンテーション (授業の進め方及び評価の説明、紛争管理概論)
第2回 交渉 
第3回 調停技法概論
第4回 調停技法-導入場面
第5回 調停技法-傾聴
第6回 調停技法-課題の特定、ビジュアルツールの使用
第7回 調停技法-合意文書、調停ロールプレイ
第8回 小テスト、グループ報告1
第9回 難しい場面1、グループ報告2
第10回 難しい場面2、グループ報告3
第11回 共同調停、グループ報告4
第12回 受付相談、グループ報告5
第13回 小テスト、調停ロールプレイ
第14回 調停技法のまとめ、代理人付き調停
第15回 模擬事例検討会、ふりかえり
授業の進め方 教員によるパワーポイント等を用いた説明も一部行うが、多くの時間については学生参加型で進める。なお、参加者が10人以下の場合はグループ報告ではなく、個人による報告とする。報告課題と基礎資料は教員が指定・提供する。
教科書及び参考図書等 テキストとして、「調停技法誌上講義」(JCAジャーナル)を電子データで配付する。学生報告に関しても、指定対象論文を電子データで提供する。
試験・成績評価等 報告(30%)、小テスト(40%)、授業への参加(30%)とする。4回以上欠席した場合、報告がない場合は不可とする。期末試験は行わない。その理由は、本講義は、ロールプレイなどを通じた技法、適切な当事者支援態度、及び紛争解決手続への立体的な理解に基づく説明能力など技能面を重視しており、一度の知識面での習得度の確認による評価は適当でないためである。
事前学習 特になし。
課題レポート等 グループ報告課題は第1回の講義で説明する。
オフィスアワー ロースクールの授業(前期月曜日5・6限)の前後に質問を受け付けます。また、木曜日10:00-16:00を伊都キャンパスでのオフィスアワーとし、スカイプでの面談を受け付けます。
その他 なし。