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教育内容・方法

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シラバス

科目名
  • 授業科目名知的財産の実務
  • 授業科目名(英語)Legal Practice in Business
  • 標準学年2・3年次
  • 必修・選択の区別選択
  • 単位数2単位
教員名 寺本 振透 ( TERAMOTO Shinto )
時限 土 , III ( 13:00~14:30 )
授業の目的 依頼者のビジネスを推進する強力な道具として法およびその他のルールを使いこなし、かつ、依頼者のビジネス・スキームを理解して適切な助言を行うスキルを習得する。
履修条件 なし
到達目標 カリキュラムマップ、到達目標科目対応表及び学修ロードマップを参照のこと。
授業の概要 このクラスは、どのようにしてルールが成立し私たちを拘束できるようになるのかを議論することからはじめます。そして、特許、著作権、商標、営業秘密等に関する法的な紛争の実例を使って、商業活動に対してルールがどのように適用されているのかについて議論します。さらに、企業に、弁護士や弁理士を巧く活用してもらう方法を学びます。
授業の概要(英語) This class starts from a discussion on how rules are established and become enforceable. A discussion on how rules can be applied to our commercial activities based on cases of legal disputes concerning patents, copyrights, trademarks, trade secrets, etc. will follow. Also, this class will discuss how businesses can make the best use of attorneys and patent attorneys.
授業計画 第1回、第2回 ルールとは何か?立証責任とは何か?

第3回、第4回 組織の運用におけるルールの適用、執行および変更。

第5回、第6回 法律の構造を知り、法律を使って戦う。

第7回 行政庁との交渉。

第8回 A.I. を使った事業を構想して,法的に優位性を確保する。

第9回、第10回 明文化されていないルールがなぜできあがり、受け入れられるのかを知る。
 
第11回 ブランドの管理

第12回 ベンチャーに対するファイナンス

第13回、第14回、第15回 起業者のために法的な助言を行う。
授業の進め方 このクラスでは、教員と学生、あるいは学生同士の対話およびワークショップを通じて授業をすすめます。特に、QBSの学生である社会人と法的な事柄に関する対話を行うことが求められます。
教科書及び参考図書等 総務省の法令データ提供システム(http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgi)と、裁判所の裁判例情報提供メニュー(http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/search1)にアクセスして閲覧できる環境(PC、タブレット、スマートフォン等)を携帯することをおすすめします。
試験・成績評価等 期末試験を行う。毎回のクラスにおけるスキルとナレッジの獲得の度合を30%、期末試験の結果を70%として成績を評価します。
事前学習 ・あらかじめ、Kyushu University e-Learning System (https://moodle.s.kyushu-u.ac.jp/)にレジュメをアップロードしておく。
・レジュメとそこで引用されている裁判例を読んでから授業に臨むことをおすすめする。教科書は、種々の情報を便利に引き出すためのツールとして利用せよ。「基本書を精読して暗記する」ような学習は無益である。
課題レポート等 「試験・成績評価等」の項目のとおり。また、第13, 14, 15回では、QBSの学生がプレゼンテーションを行う起業プランのそれぞれについて、法的助言を試みることが求められる。
オフィスアワー 授業がある日(原則として土曜日)の正午から午後1時までをオフィスアワーとする(伊都キャンパス、教員の執務室)。
その他 開講場所は、伊都キャンパスである。
QBS(九州大学大学院 経済学府 産業マネジメント専攻 九州大学ビジネス・スクール)の科目を兼ねる。
九州大学法科大学院弁護士等リカレント・プログラムの対象科目である。
参加者には、ビジネスおよび法務の実務家とのネットワーキングを深めることによる学びの深化が期待されている。