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教育内容・方法

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シラバス

科目名
  • 授業科目名基礎刑事訴訟法Ⅰ
  • 授業科目名(英語)Basic Criminal Procedure Ⅰ
  • 標準学年1年次
  • 必修・選択の区別必須
  • 単位数2単位
教員名 新屋 達之 ( SHINYA Tatsuyuki )
時限 水 , I ( 08:40~10:10 )
授業の目的 法学未修者に、刑事訴訟法の体系的知識を修得させることが目的である。刑事訴訟法の基本的な法令、判例、学説に関する知識を得るだけではなく、原理的考察に基づき、現行刑事訴訟法の特徴や問題点を知っておくことが重要である。
 また、事例を通じ、制度の使いどころなどを把握しておくことも重要である。
履修条件
到達目標 カリキュラムマップ、到達目標科目対応表及び学修ロードマップを参照のこと。
授業の概要 授業は、法学未修者を対象に刑事訴訟法の基本事項を理解するために必要な解説、質疑を交えて進める。基本的事項の解説は、予習範囲のすべてを漏れなく解説するものではなく、論点となっている特に重要な事項や重要判例を中心に行う。質問内容は、復習のための質問、基本的事項の理解度を確認する質問、基本的事項を応用して答える必要のある質問、原理的問いかけから論点の理解を深めるための質問を行う。
 また、適宜、事例や令状などの書式を踏まえながら、問題を検討してゆく予定。
授業の概要(英語) Lecture on basics of japanese ciriminal procedure for biginners. Part I (criminal investigation, prosecuting.)
授業計画 第1回 ガイダンス、逮捕・勾留(1)
第2回 逮捕・勾留(2)
第3回 令状に基づく捜索・差押え
第4回 逮捕に伴う無令状捜索・差押え
第5回 小テスト、捜査手続一般
第6回 任意捜査と強制捜査
第7回 任意捜査各論
第8回 中間テスト
第9回 写真撮影、通信傍受、強制採尿
第10回 捜査の端緒
第11回 被疑者の取調べ、捜査の構造
第12回 小テスト、被疑者の防御権(1)―黙秘権
第13回 被疑者の防御権(2)―弁護人依頼権
第14回 捜査の終結、公訴の提起
第15回 訴訟条件
授業の進め方 講義ではあるが、できるだけ多くの質問を交えて双方向の授業に努める。TKCに授業の一週間前にレジュメ・設問などを掲載しておくので、必ず事前に予習をして授業に臨むこと。授業後の質問時間を設けるので授業中に理解できなかった箇所を減らすよう努めること。
教科書及び参考図書等 教科書:指定しないが、酒巻匡『刑事訴訟法〔第2版〕』(有斐閣、2020年)、宇藤崇他『刑事訴訟法〔第2版〕』(有斐閣、2018年)、白取祐司『刑事訴訟法〔第10版〕』(日本評論社、2021年)などが定番。
参考図書:刑事訴訟法判例百選〔第10版〕(有斐閣)
試験・成績評価等 小テスト(40%)、期末試験または期末試験に代わる課題(60%)の割合で総合評価する。「成績評価の申し合わせ事項」を参考として相対評価にも配慮する。
小テストはTKCの授業理解度テストの機能を用いて4回実施する。
事前学習 各回のレジュメに対応する範囲につき、必ず事前に教科書を読んで授業に臨むこと。
課題レポート等 レポート課題は課さないが、適宜、復習課題を指示する。
オフィスアワー 時間:授業終了後30分間
その他 授業毎に理解度を確認するためのテストを行う時間的余裕がないので、各自がTKCの基礎力確認テスト等を利用してその日に学習した範囲の復習に努めること。