シラバス
科目名 |
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教員名 | 上田 竹志 ( UEDA Takeshi ) |
時限 | 水 , I ( 08:40~10:10 ) |
授業の目的 |
民事訴訟手続の後半部分(証拠調べ手続、判決をはじめとする訴訟の終了、多数当事者訴訟、複雑請求訴訟、上訴・再審)についての基礎的知見を体得し、具体的な事例への適用ができるようにすることを目的とする。 |
履修条件 |
本年度の入学者は、未修者1年次のみ履修できる。 |
到達目標 |
カリキュラムマップ、到達目標科目対応表及び学修ロードマップを参照のこと。 |
授業の概要 |
基礎民事訴訟法Ⅰに引き続いて判決手続を概説する。第一審訴訟手続のうち、証拠調べ手続、判決とその効力を説明し、つづいて上訴、再審を学習して、民事訴訟手続の一連の流れを概観する。その後、複雑請求訴訟、多数当事者訴訟を学習する。基礎民事訴訟法Ⅰにおける学習した内容を前提とする。 |
授業の概要(英語) |
Lecture on Basic Civil Procedure Ⅱ |
授業計画 |
第1回 証拠の収集と証拠調べ手続(1) 第2回 証拠の収集と証拠調べ手続(2) 第3回 判決によらない訴訟の終了 第4回 判決とその効力(1) 第5回 判決とその効力(2) 第6回 判決とその効力(2) 第7回 上訴(1) 第8回 上訴(2) 第9回 再審 第10回 中間テスト、複雑請求訴訟 第11回 共同訴訟(1) 第12回 共同訴訟(2) 第13回 訴訟参加(1) 第14回 訴訟参加(2) 第15回 訴訟承継 |
授業の進め方 |
授業は、あらかじめ指定した予定部分についての概説および質疑応答により行う。事前学習用のための簡潔な設例を提示している場合は、その事例の検討(質疑応答)を通じて該当部分の理解をはかるようにする予定である。 |
教科書及び参考図書等 |
(教科書) 三木浩一・笠井正俊・垣内秀介・菱田雄郷『民事訴訟法〔第3版〕』(有斐閣・2018年) 高橋宏志・高田裕成・畑瑞穂編『民事訴訟法判例百選〔第5版〕』(有斐閣・2015年) (参考書) (本格的な基本書として)伊藤眞『民事訴訟法〔第7版〕』(有斐閣・2020年) (初学者の事前学習のため)川嶋四郎・笠井正俊編『はじめての民事手続法』(有斐閣・2020年) |
試験・成績評価等 | 12回以上出席した者について、期末試験(60%)、中間テスト(20%)、小テスト(10%)、授業中の質疑応答(10%)によって得られた成績をもとに、水準に達していると評価した者について相対評価を行う。 |
事前学習 | 各回の授業ごとに予習範囲を指定するので、教科書の該当部分および検討対象となる判例をあらかじめ読み、内容の理解に努めてくることが要求される。 |
課題レポート等 |
各授業において学習した部分(またはそれに関連する問題)の学習のために効果的な場合には、受講生の全員または一部に対してレポート課題を課すことがある。 |
オフィスアワー |
授業終了後に質問を受け付けるほか、随時メールで質問を受け付ける。 |
その他 |
開講形態は、法科大学院の全体方針に準拠するが、Zoom等を用いる場合、ZoomミーティングID等は、TKCの科目別カリキュラム欄で毎回通知する。 |