(目次) パスポート ヴィザ 航空券 お金 ホテル (続く)
日本国籍の人がフランスへ行くには、まずパスポートが必要です。住民登録をしてある都道府県の旅券課で手続を行います。申請から発行までには約1週間かかります。申請に必要な書類は次の通り。
・一般旅券申請発給申請書(申請窓口にあります)1通・戸籍謄本または戸籍抄本1通
・住民票1通
・写真(4.5×3.5cm)1枚
・官製葉書1枚
・印鑑
・身元確認書類(運転免許証など)
詳しくは、東京都庁の24時間自動応答のテレフォンサービス(03−3343−8899)で確認してください。なお、パスポートの有効期限が残り3ヶ月を切っている場合、入国に問題が生じることがありますので、更新手続きをとられることをお勧めします。
日本国籍の人の観光目的での3ヶ月を超えないフランス滞在の場合には、ヴィザは不要です。それ以上の期間の滞在や、留学、就職などの場合には、大使館発行の所定のヴィザが必要です。麻布のフランス大使館(03−5420−8800)または大阪のフランス総領事館(06−6946−6181)に問い合わせてください。なお、伝染病予防の注射は必要ありません。
フランス行きの飛行機チケットは、近年ますます安くなり、いろいろな方法で購入できるようになっています。南野はこれまで、H. I. S. (エイチ・アイ・エス)(全国に支店がありますが、東京のメディア通信販売課の電話番号は03−5148−2480)という旅行代理店で格安航空券だけを購入して、あとは適当に現地で行動する、というタイプの旅行をしてきましたが、最近はパックツアーのほうが、往復の飛行機代金、それから現地でのホテル代金も込みで驚くほど安いものがあるようです。自由行動時間が多くあるものを上手に選べば、この方が賢いかもしれません。JTBなどの旅行代理店に問い合わせてみてください。ごく最近は、IACE トラベルという会社(東京本社予約センターの電話番号は03−3436−0407)が気に入っています。格安航空券、各種パッケージ旅行など全般を扱っています。
電話で問い合わせる場合、出発地(成田か関空かなど)と目的地(パリかニースかなど)、それから出発日と帰国予定日、さらに好みの飛行機会社とか、直行便か乗換便かなどの注文があればそれを言うと、適当に見繕って値段を教えてくれます。やはり一番安いものは、アエロフロート航空のモスクワ乗換便でしょうか。北回りなので、早く着きますが、モスクワでの乗り換えが、翌日になる場合もあります。その場合、ホテルはアエロフロートが用意してくれるのかどうかを確認した方がよいでしょう。原則としてモスクワ市内観光はできません。直行便は、エールフランス、全日空、日航の三社のものだけです。通常、格安航空券でも20万円近くしますが、季節によって(たとえば4月上旬など)は、往復10万円を切る格安航空券が手に入ることもあります。片道12〜14時間かかります。乗換便は、基本的にその飛行機会社の国の首都で乗り換えることになります(たとえばマレーシア航空だとクアラルンプールで、KLMオランダ航空だとアムステルダムで、という具合に)。香港のキャセイパシフィック航空や、シンガポール航空は、乗換時間に市内観光をさせてくれる場合がありますが、その他多くの飛行機会社の場合、ただひたすら乗換空港で時間を潰すことになります。パリ到着までの所用時間は、南廻り(アジアの各国経由)は時間がかかりますが、北廻り(ヨーロッパの飛行機会社のもの)だと、だいたい乗換の待ち時間を含めて20時間程度といったところです。なお、東京の羽田空港から出発するものは、台湾の中華航空しかありません。中華航空は、羽田発着のため便利ですが、台北、およびバンコクで乗換えなければならないうえ、しかもヨーロッパではアムステルダム、ローマ、フランクフルトにしか乗り入れていません。ちなみに、アエロフロートを除き、飛行機内部は全席禁煙です。トイレや廊下で隠れて吸って見つかった場合、処罰されます。
なお、飛行機のチケットには帰国予定日に関して Open と Fix の二種類があります。オープンは、有効期限以内であれば、帰国日を現地で決定・変更できるもの(3ヶ月オープンとか6ヶ月オープンなどがあります)で、フィックスは、航空券購入の際に、帰国便の出発日を決めておかねばならず、しかも原則としてその変更はできない、というものです。
(2000年3月末に「フランス世界遺産の旅 モン・サン・ミッシェルとジャンヌ・ダルクの足跡をたずねて」という8日間で128,000円のパックツアーに参加された菊地紹子さんの体験エッセイが届いています。ご覧になりたい方は、ここをクリックしてください)(宣伝!)南野の知り合いが京都でプロジット(Programme Service for Trans-Intermission)という旅行代理店をやっています。個人・団体旅行を問わず、なんでも手配してくれますので、お気軽にお問い合わせ下さい。正直な会社で、たとえばHISで航空券を購入するほうが安い、などという情報も教えてくれます。電話は、075−344−5977,ファックスは075−344−5978です。ファックスまたはEメールでの連絡をおすすめします。
旅行に必要なお金を持っていく方法には、次のいくつかが考えられます。
・ユーロの現金を持っていく:出発前に日本の銀行で両替するということになります。お近くの銀行に問い合わせてみてください。日本の空港にはいくつかの銀行の出張所があります(東京三菱銀行の電話番号は、成田空港第一ターミナル支店が0476−32−5711、同第二ターミナル支店が0476−34−8851、関西空港支店が0724−56−7051です)。ただし現金は、盗難・紛失にあってしまえばそれまでですから、管理に充分ご注意下さい。
・日本円の現金を持っていく:パリの空港(シャルル・ド・ゴール空港とオルリー空港の二つがあります)には、24時間オープンの両替所がありますので、到着したらそこで日本円の現金を出せば、相当額のユーロの現金に替えてくれます。レートもそんなに悪くありません。必ずレシートを渡してくれるので、その場でゆっくり時間をとっても構いませんから(後ろに行列ができていても気にせずに!)確認して下さい。その場を離れてしまえば、後で文句を言っても絶対取り合ってくれません。また、パリ市内にもたくさん両替所があります(ただし、ルーヴル美術館近辺の両替所は、レートも悪く、よくごまかすという評判です)。大きなホテルのフロント(ただし宿泊客以外の両替は断る場合があります)や、銀行や郵便局の一部でも両替を行っているところもあります。やはり現金ですから、管理には充分な注意を! 当座に必要な金額のほかは、適当なところ(スーツケースの中とか)に保管してください。
・トラベラーズチェックを持っていく:日本の銀行あるいはトラベラーズチェックを発行している会社(アメリカン・エキスプレスなど)で購入します。額面は日本円、ユーロ、アメリカドルなど、いろいろあります。トラベラーズチェックを扱っているお店(ホテル、レストラン、一般のお店など)では、ユーロのトラベラーズチェックでそのまま買い物ができ、お釣りは現金でくれます。盗難・紛失にあっても、番号の控えがあれば即座に再発行してくれるので、安全面でのメリットは大きいです。ただし、アメリカほどにはトラベラーズチェックを受け付けてくれるお店が多くないため、結局は両替所で現金に替えて貰わなければならないことが多く、使い勝手はさほど良くはありません。アメリカン・エキスプレスのトラベラーズチェック購入に関する問い合わせ先電話番号は、0120−005−004です。シティバンクやその他の都市銀行なども独自のトラベラーズチェックを発行しています。
・シティバンクのシティカードを持っていく:日本のシティバンク(問い合わせ先電話番号は、0120−504−189)に口座を開いておけば、そのキャッシュカード(「シティカード」)が大変便利です。フランスにはいたるところに(空港も含めて)現金自動引き出し機(ATM)があり、24時間365日稼働しています。シティカードを挿入し、暗証番号を押せば、希望金額を現地通貨で引き出すことができます。引き出しに手数料はかかりません。引き出した金額が日本円に換算されて、日本のシティバンクの口座から引き落とされる仕組みになっています。換算レートが実際のレートよりは少し悪くなっていますが、必要な金額だけを必要な時に引き出せるという、安全性および利便性でのメリットは大きいです。ただし、日本のシティバンクは、口座の月平均残高が日本円で30万円以上ないと、月々「口座維持手数料」として2100円取られてしまうので、要注意。また、シティバンクの「ワールドキャッシュカード」は、口座を開く必要のないもので、入会金1050円で、有効期間2年間、日本円の預け入れ金額100万円までで、その他は上記の「シティカード」と同様の機能があります。急ぐ場合には成田、関西空港のシティバンクカウンターで即時発行も可能です(問い合わせ先電話番号は、044−541−4323で、365日24時間営業)。なお、ここ数年、日本の大手銀行各社や郵便局も同様のサービスを開始するようになっています。シティバンクのシティカード同様、キャッシュカードで現地のATMから現地通貨が引き出せるので大変便利です。
・クレジットカードを持っていく:フランスはたいていのお店でクレジットカードが使える大変なカード社会です。お店によって異なる場合がありますが、たいていの場合、50フラン以上の買い物であれば、カードを受け付けてくれます。ホテルやレストランはもちろん、マクドナルドや映画館、スーパー、地下鉄の切符売り場などでも大丈夫です。ヴィザ、マスターカード、アメックス、JTBなどが使いやすいかと思います。サインをする際に、金額が間違っていないか確認するのを忘れずに! 日本でキャッシングの契約を結んでいれば、街中にある現金自動引き出し機でのキャッシングも可能です。
さて、以上のいくつかの方法を組み合わせる、というのが現実的だと思いますが、個人的には、日本円にして1万円程度のユーロの現金を日本から用意しておいて、その他はシティバンクのカードで現地に着いてから引き出し、大きな買い物やホテル代はクレジットカードで払う、というパターンが気に入っています。ちなみに、普通のフランス人の財布には、500フランも入っていません。日本円にすれば1万円足らずですが、現金を持ち歩かない社会になっているため、500フランも財布に入っていると、ちょっと怖いかな、という感じです。そういう感覚を前提にして、持ち歩く金額を考えてください。
フランスには、そしてパリにはとくに、本当にたくさんのホテルがあります。オフシーズンであれば、直接現地に着いてからホテルを探しても全く問題はないと思います。空港や駅のホテル予約サービスを利用するのもよし、あるいは荷物をコインロッカーなどに預けたあと、市内観光をしながらホテルを探すのもいいかも知れません。一部の超高級ホテルを除いて、フランスのホテルはすべて、料金表を外から見えるところに掲げることが義務づけられていますので、参考になるでしょう。(続く)
フランスのすべてのホテルのリスト(英語バージョンもあります。オンライン予約もできることになっていますが、表示されるメールアドレス宛に個別にメールを送る方が確実かも知れません。
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