子どもの虐待と社会の関わりについて考えてみよう

シンポジウム『子どもの虐待と社会の関わりについて考えてみよう:傷つきからの回復に向けて』

このたび,九州大学法政学会主催,TICC(こころのケガを癒やすコミュニティ事業)協力のもと,2023年3月22日(水)15:00より,シンポジウム『子どもの虐待と社会の関わりについて考えてみよう:傷つきからの回復に向けて』をオンラインにて開催することとなりました。

当シンポジウムは,2022年5月に行われた『子ども虐待とその後について考えてみよう:互いを尊重し大切にするために』に続くものです。前回のシンポジウムでは,子どもの虐待の発見と支援が主たるテーマでしたが,当シンポジウムは,虐待を受けた子どもの「その後」に光を当てます。多くの学生,教職員の方々の参加をお願いしたく,告知をいたします。

1人目の登壇者,大岡由佳先生は,心理学領域から,子どものみならず災害や犯罪によって被害を受けた被害者の心のケア,回復に向けた支援と実践,研究を第一戦で行っておられます。

さらに,子どもと関わる児相職員や,支援者がひろくトラウマについての共通理解を持ち,質の高い支援を行い,被害者の心に寄り添うための実践もなさっています。

2人目の登壇者,藤林武史先生は,九州大学医学部を卒業後,精神科医としての勤務後に,福岡市児童相談所長として長年勤務されました。

現在は子ども福祉に関わる専門家への研修や育成,研究を担う「西日本こどもセンターあかし」の所長としてご活躍されると共に,子ども福祉の政府の政策決定においても尽力されておられます。

学会以外で先生方のお話を聞くことができる大変貴重な機会ですので,ぜひご参加をお待ちしております。

●スケジュール

2023年3月22日(水)

15:00~18:00

●プログラム

14:50~ Zoom開場(入室許可)

15:00~ 開会のあいさつ,質問の送り方など注意事項説明

15:10~ 発表『虐待の総論』…真田悠生

15:30~ 講演『虐待被害からの回復ートラウマインフォームドな視点から』

 …大岡由佳先生

16:00~ 講演『虐待被害からの回復支援ー行政・福祉・医療・地域の現状と課題』

 …藤林武史先生

<10分休憩>

16:45~ ディスカッション+質疑応答

大岡先生,藤林先生,司会:真田

●参加申し込み

https://forms.gle/sdcLLdiMEhRADkWG8

●質問・連絡先

sanada.yui.364@s.kyushu-u.ac.jp

(九州大学大学院法学府,真田)