シラバス
科目名 |
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教員名 | 木村 元昭 ( KIMURA Motoaki ) |
時限 | 月 , IV ( 14:50~16:20 ) |
授業の目的 |
これまで学んだ民法等の実体法の要件・法律効果が、民事裁判の主張・立証において、どのような意味を持つのかを学び、法律実務家として必要な法的思考力や実務処理能力を体得できるようにし、理論と実務の架け橋という法科大学院の教育理念の実現を図る。 |
履修条件 |
民法及び民訴の受講を前提に講義を行うので、これらの科目の1年次までの受講単位を取得していること。 |
到達目標 |
カリキュラムマップ、到達目標科目対応表及び学修ロードマップを参照のこと。 |
授業の概要 |
民事裁判における典型的な事件類型ごとに、要件事実及びこれに関する問題点・考え方を、講義と質疑応答を通じて学ぶ。 |
授業の概要(英語) |
Lecture on Ultimate Facts (Legal Structure of Fact Finding) |
授業計画 |
第1回 はじめに 新問研1~18頁 第2回 売買代金支払請求 新問研19~35頁、 類型別1~25頁 第3回 同上 第4回 同上 第5回 貸金返還請求 新問研36~52頁、 類型別26~44頁 第6回 同上 第7回 所有権に基づく土地明渡請求 新問研53~84頁、 類型別45~62頁 第8回 同上 第9回 不動産登記手続請求 新問研85~119頁、 類型別63~88頁 第10回 同上 第11回 賃貸借契約終了に基づく土地明渡請求 新問研120~131、 類型別89~107頁 第12回 同上 第13回 動産引渡請求 新問研132~146、 類型別108~123頁 第14回 譲受債権請求 類型別124~142頁 第15回 課題検討、レポート作成 |
授業の進め方 |
要件事実について、講義形式で授業するが、学生が自分で考え、それを整理、表現し、更に深く理解することができるように、積極的に質問を投げかけ、学生と双方向で議論する。それにより、要件事実の理解及び論理的思考力・表現力等の向上を図る。 |
教科書及び参考図書等 |
「新問題研究要件事実(追補)」(司法研修所編・法曹会)、「改訂 紛争類型別の要件事実」(司法研修所編・法曹会)を教科書として使用する。参考図書としては、「要件事実論30講(第4版)」(弘文堂)、「要件事実の考え方と実務(第4版)」(民事法研究会)などがある。 |
試験・成績評価等 |
教室での期末試験又はそれに代わる方法70%、 提出課題の回答及び授業における発言等(遅刻・欠席は回数に応じてこの項目で減点することがある)30%として評価する。 |
事前学習 |
授業前には、2時間以上は予習時間に充て、教科書の該当箇所を熟読し、関連する判例を検討するなど、自分なりに理解しておくこと。 |
課題レポート等 |
授業開始後に、適宜の機会に課題に対する回答を提出してもらうことがある。 |
オフィスアワー |
授業の終了後に適宜質問を受ける。 |
その他 |