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教育内容・方法

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シラバス

科目名
  • 授業科目名法社会学
  • 授業科目名(英語)Sociology of Law
  • 標準学年1・2・3年次
  • 必修・選択の区別選択
  • 単位数2
教員名 米田 憲市 ( YONEDA Ken'ichi )
時限 金 , Ⅵ ( 18:30 - 20:00 )
※隔年開講
授業の目的
履修条件 特に指定しない。
到達目標 カリキュラムマップ、到達目標科目対応表及び学修ロードマップを参照のこと。
授業の概要  法社会学の研究対象、研究方法、歴史を把握した上で、「司法制度」「組織と法」「秩序と法」の視点で整理したテーマを検討する。法科大学院での授業であるということを踏まえて、「司法制度」や法曹のあり方から取り上げ、順次、実務と社会に向かうよう設定されたテーマを学修することで、法曹として具備すべき態度を身につける。
授業の概要(英語)  After understanding the research subjects, research methods, and its history of Socio-legal Studies, the themes organized from the perspectives of "Judicial System," "Organization and Law," and "Order and Law" will be examined. In light of the fact that this is a class at a law school, students will learn about the "judicial system" and the state of the legal profession, and then study themes set up to move toward practice and society, in order to acquire the attitude that they should possess as legal professionals.
授業計画 第1回 ガイダンス:法社会学の研究対象・研究方法・歴史
 授業全体の見通しを確保するため、法社会学の研究対象、研究方法、歴史についての概要を扱う。
第2回 司法制度の法社会学(1):平成の司法制度改革とその後
 司法制度をあり方をについて、司法制度改革審議会意見書を参考に、その全体像についてディスカッションを通じて学修する。
第3回 司法制度の法社会学(2):法曹人口
 司法制度を支える法曹に関わる議論のうち、法曹人口について、司法制度改革審議会意見書とその後の経緯を踏まえて、ディスカッションを通じて学修する。
第4回 司法制度の法社会学(3):法曹養成
 司法制度を支える法曹に関わる議論のうち、法曹養成について、司法制度改革審議会意見書とその後の経緯を踏まえて、ディスカッションを通じて学修する。
第5回 司法制度の法社会学(4):法曹の職域
 司法制度を支える法曹に関わる議論のうち、法曹の職域について、司法制度改革審議会意見書とその後の経緯を踏まえて、ディスカッションを通じて学修する。
第6回 司法制度の法社会学(5):司法アクセス
 司法制度を支える法曹に関わる議論のうち、司法過疎を主題に司法アクセスの議論と司法制度・法曹のあり方について、ディスカッションを通じて学修する。
第7回 司法制度の法社会学(6):まとめのディスカッション
 「司法制度の法社会学」を主題とした議論について、振り返りのディスカッションを行って、学修を深める。
第8回 「組織と法」の法社会学(1):裁判所の社会組織
 社会システムの中での司法の位置づけ、裁判所・裁判官の社会組織のあり方について、ディスカッションを通じて学修する。
第9回 「組織と法」の法社会学(2):組織内への「法の支配」
 企業法務や行政組織内部における「法の支配」の姿について、ディスカッションを通じて学修する。
第10回 「組織と法」の法社会学(3):立法の社会過程
 立法が社会で執行されるまでのプロセスを、法制執務に注目し、ディスカッションを通じて学修する。
第11回 「組織と法」の法社会学(4):まとめのディスカッション
 「組織と法」を主題とした議論について、振り返りのディスカッションを行って、学修を深める。
第12回 「秩序と法」の法社会学(1):社会システムとしての「法」
 法をシステム理論の観点から見る議論を参考に、秩序の安定条件について、ディスカッションを通じて学修する。
第13回  「秩序と法」の法社会学(2):「文化」と法
 「文化」をめぐる議論について、社会の変化を求める運動に注目し、ディスカッションを通じて学修する。
第14回 「秩序と法」の法社会学(3):秩序の社会的構成
 我々が生きている「生活秩序」がどのように現実になっているのかについて、会話分析の成果に注目したディスカッションに通じて学修する。
第15回 全体の振り返り
授業の進め方  アサインメント(事前予習教材)に基づいて、各回のテーマに関る課題を提示するので、それについて受講者に手短なプレゼンテーションをしてもらい、ディスカッサントによるコメントをふまえてディスカッションをしていく。その際、プレゼンテーション、ディスカッションの適切なポイントで教員がサポートし、進行していく。
教科書及び参考図書等 各回で使用する教材は、授業開始に先立って教員から配布する。使用教材以外の参考文献として、さしあたり下記のものを挙げておく。司法制度改革審議会「司法制度改革審議会意見書」 日弁連編『弁護士白書』(2002年版以降各年刊)、日弁連編『弁護士改革論』(ぎょうせい、2008年)、和田仁孝・佐藤彰一編著『弁護士活動を問い直す』(商事法務、2004年)。
試験・成績評価等  本講義は実定法の知識や理解の修得を目的とするものではなく、いわゆるパースペクティブ科目であるので広い視野から多面的な考察が求められるため試験によらない評価を行う。最終のレポートを50%、プレゼンテーション(口頭およびレジュメ)を30%、ディスカッサントとしての評価10%、および発言10%の各割合で評価する。
事前学習  追って、受講生にアサインメント(事前予習教材)、各回の授業のテーマに関するプレゼンテーション課題、およびプレゼンの要領と担当者割(プレゼン担当者とディスカッサント担当者)等を通知する。
課題レポート等 なし
オフィスアワー 基本的に、遠隔授業なので、授業時間外の質問はメールにより随時受け付ける。
その他 基本的にZoomによる遠隔授業だが、一部指定した日に、対面・オンライン併用で授業を実施する可能性があり。
プレゼンターは自分のプレゼンテーションのためにレジュメを電子ファイル(Word, ppt等)で画面表示できるように準備すること。ミーティングID等はTKCに掲示する。