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教育内容・方法

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シラバス

科目名
  • 授業科目名マンション法
  • 授業科目名(英語)Law of Condominium Unit Ownership
  • 標準学年2・3年次
  • 必修・選択の区別選択
  • 単位数2
教員名 甲谷健幸 ( KOUTANI Takeyuki )
時限 金 , V ( 16:40~18:10 )
※隔年開講
授業の目的 区分所有法をはじめとするマンション法について、基本的な知識を習得する。
履修条件 特にない。
到達目標 現在では一般的となっているマンションの所有がどのような法的位置付けで所有管理されているのか、区分所有法の基本的な理解とともに整理をする。
マンション法としては、区分所有法のほかにもマンション管理適正化法、マンション建替え等円滑化法などがあるが、基本となる区分所有法の理解を優先し、同法にどのような規定があるのかを知識として保持しておくこと、百選等の裁判例を通じてどのような問題が生じ得るかを知識として保持しておくことが目標となる。
授業の概要 区分所有法をはじめとするマンション法について、双方的な要素も取り入れつつ、講義形式で授業する。
授業の概要(英語) Lecture on Law of Condominium Unit Ownership
授業計画 第1回  区分所有法の概要Ⅰ
第2回  区分所有法の概要Ⅱ
第3回  区分所有法の概要Ⅲ
第4回  事例研究(専有部分と共用部分①)
第5回  事例研究(専有部分と共用部分②)     
第6回  事例研究(管理組合運営・当事者適格)          
第7回  事例研究(管理規約・集会決議の有効性①)
第8回  事例研究 (管理規約・集会決議の有効性②)
第9回  事例研究(管理規約の設定・変更)
第10回 事例研究(管理費①)
第11回 事例研究(管理費②)
第12回 事例研究(共同利益違反行為①)
第13回 事例研究(共同利益違反行為②)
第14回 事例研究(管理者①)
第15回 事例研究(管理者②)
授業の進め方 マンション関連の裁判例における具体的事例を教材にして、訴訟外手続・訴訟における取り組みを、討論を交えながら検討する。
裁判例ごとに担当者を決め、担当者による報告を踏まえた上で討論をする予定である。
教科書及び参考図書等 教科書は予定していない。
参考書は下記のとおりである。
・稻本洋之助・鎌野邦樹「コンメンタール マンション区分所有法」(第3版)(日本評論社)
・山野目章夫・佐久間毅・熊谷則一「マンション判例百選」(別冊ジュリストNo259)
・稻本洋之助・鎌野邦樹「コンメンタール マンション標準管理規約」(日本評論社)
・全国マンション問題研究会「マンション紛争の上手な対処法」(第4版)(民事法研究会)
・全国マンション問題研究会「わかりやすいマンション判例の解説」(第4版)(民事法研究会)
試験・成績評価等 レポート(50%)・授業における発言など(50%)を総合的に評価して行う。総合評価に当たっては、本講義が法科大学院における講義であることに鑑み、要件事実的考察力や対立構造(争点)の理解力も加味する。
なお、本授業は、現在では一般的な居住所といえるマンションの法的な位置付けの基本的理解を基に、マンションを巡る社会問題(建物の老朽化、区分所有者の高齢化など)の考察を交え、広い視野からマンション法を巡る問題を検討するため、成績評価に当たっては多面的な考察を重視すべく筆記試験によらない評価を行う。
事前学習 特にない。
裁判例の担当者はレポートの作成を要する。
課題レポート等 特にない。
オフィスアワー 授業終了後に質問を受け付ける。
その他