西日本新聞特殊講義T

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
西日本新聞特殊講義T
標準年次
3・4
講義題目
分権型社会論(分権改革と市民社会)
開講学期
前 期
担当教員
大西 直人
単位数
2単位
教  室
101
科目区分
展開科目
履修条件
◇学部、学年は問いませんが、地方自治や分権改革、市民活動に関心がある学生を対象とします。
◇可能ならば後期の西日本新聞特殊講義Uも履修することを勧めます。
授業の目的
分権型社会とはどんな社会なのでしょうか。国から地方自治体、都道府県から市町村への権限や財源の移譲を思い浮かべる人は多いでしょう。しかし、それだけではありません。地域の進むべき方向は、地域のことを最もよく知っている住民が決め、ゆとりと豊かさに満ちた地域社会を官民で一緒につくることだと理解します。そのとき、私たち市民は何をしたらいいのでしょうか。国や自治体との関係はどうあるべきなのでしょうか。最新のニュースと分権改革の歴史を通して考えます。
授業の概要・計画
◇基礎的知識として、私が取材してきた分権改革の歴史を政治の動きと関連づけて解説します。
◇分権改革がどこまで進み、どこが停滞しているのかを整理した上で、今後の課題を考えます。
◇なぜ分権改革が停滞しているのか。国の抵抗か、地方自治体の力量不足か、私たち市民の関心が薄いのか。私たち自身の問題として認識したいと思います。
◇分権型社会の中で、私たち市民はどう活動したらいいのでしょうか。「お任せ民主主義」「お任せ分権」にならない道はどういう方向か。ここは過去2年間では触れられなかった部分です。私も含めて、みんなで考えてみましょう。
授業の進め方
◇今年度は、地方自治、分権改革、市民参加に関する「ニュース」を前面に出して授業を進めます。特定のテキストはありません。新聞やテレビの報道番組でニュースに積極的に触れることを勧めます。インターネットのニュースでは不十分と考えてください。
◇基礎的知識として取り上げる分権改革の歴史については、年代を追って授業をします。欠席が重なると分からなくなりますので、特別の事情がないかぎり休まないでください。
教科書・参考書等
参考になる図書があれば、授業の中で紹介します。
成績評価の方法・基準
課題レポートを提出してもらいます。@授業のテーマ(分権改革、地方自治、市民参加)に理解を深めたかA自分の言葉でまとめているかーなどを中心に評価します。出席状況も「加味」します。(試験は行いません)
その他(質問・相談方法等)
◇出席カードに質問や感想を書いてもらいます。次の授業で質問に対する回答を行い、双方向の授業を目指します。
◇理解できなかったこと、疑問に思ったことは授業が終わった後、積極的に質問に来てください。質問もせず理解しないまま内容の薄いレポートを書くことほど無意味なことはありません。
過去の授業評価アンケート 2013年度前期