政治理論入門

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
政治理論入門
標準年次
2
講義題目
政治学の古典を読む
開講学期
後 期
担当教員
関口 正司
単位数
2単位
教  室
中講
科目区分
基盤科目
履修条件
下記の授業目的を達成するために、毎回の出席と指定テクストの予習が必須です。
 
予習しながら自分で まず考えてみて、どこが理解でき理解できないかを確認してから授業に出ることが、効果的学習のコツです。予習には90分程度が必要です(事情が許せば、 もっと時間をかけると読解が深まります)。予習を促進するために、後期の授業開始前に、予習記録用紙をpdfで配布します。
授業の目的
次の2つをめざします。
(1) 古典の面白さを実感することによって、今後の人生において、抵抗感なく古典に接することができるようになる。
(2) 古典を表面的につまみ食いするのではなく、著作の意図や言説の交錯を読み解けるようになる。また、実践知としての政治的思考・政治学的思考の特徴を理解できるようになる。
授業の概要・計画
●これまで何年にも及ぶ受講者の試験成績や授業評価から判断して、じっくりと読むこと(きちんと予習すること)で、大人数での授業であるにもかかわらず、積極的に出席している受講者の場合、読解力が確実に高まっています。
●政治学の名著・古典中の名著・古典、マキアヴェリ『君主論』を徹底的に精読・熟読します。
授業の進め方
★下記に指定しているテキスト(上と下の両方)を早めに入手し、初回の授業までに(夏休み中に)、『君主論』第4章まで読んで予習しておいてください(わ からない語句の意味や読みも調べておくこと)。もちろん、最後まで読み通しておくのが理想です。自分なりの読みを、授業の中での私の読みと比べて、考えを 深めることができます。
●進め方としては、テクストにもとづいて、テクストを註解します。
●予習しないで授業に出席しても、読解力は全くつきません。まず、自分で読んでみることが★絶対不可欠★です。音読は脳を刺激し効果的なので、お勧めです。
教科書・参考書等
マキアヴェリ『君主論』(新訳)、池田廉訳、中公文庫(中央公論社)、定価820円(生協価格:738円)。ISBN 9784122040120

他にも様々な翻訳がありますが、訳語や頁数が違っていて授業の進め方の障害になるので、上記のものに限ります。

参考書は、授業中に、随時紹介します。
成績評価の方法・基準
●学期末の試験により、成績評価を行ないます。
●試験では、テクストの理解度とともに、授業の理解度を評価のチェックポイントとして重視します。したがって、授業に出席し、内容をよく聞き考えることが必要です。
●試験の採点基準等の詳細については、講義初回に配付する講義計画表に示します。
その他(質問・相談方法等)
質問は、原則として、授業時間内に受け付ます。

なお、学期末の試験の際に、学生による授業評価を実施しますので、協力をお願いします。

【EU-DPs科目分類】
(B)歴史・思想・文化など、EUに関連するものを扱う
*
本科目はEU研究ディプロマプログラム(EU-DPs)に開放されています。
http://www.euij-kyushu.com/jp/home/index.html
本科目では、 歴史・思想・文化など、EUに関連する内容の講義を行います。
過去の授業評価アンケート 2013年度後期