比較法

最終更新日:2017年8月21日

授業科目名
比較法
標準年次
3・4
講義題目
比較民法学
開講学期
前 期
担当教員
遠藤 歩
単位数
4単位
教  室
備考
科目区分
展開科目
履修条件
 特にありません。
授業の目的
 フランス民法およびドイツ民法との三者間比較を通じて、日本民法の理解を深めることを目的としています。
授業の概要・計画
 法は文化の一部であり、法典は全体として一つのまとまりを持ったテクストですから、外国法典の個々の規定を取り出して日本と比較しても、何の役にもたちません。日本法の独自性、特色を精確に理解するためには、まず、比較の対象たる外国法(本講義では、フランス民法およびドイツ民法)それ自体を一定の包括性をもって認識し、その後に、外国法の目で日本法を観察する必要があります。

 そこで、この講義では、具体的なテーマごとにフランス民法およびドイツ民法の内容を解説し、日本法と比較するという手法を採りたいと思います。

 現在のところ、以下のようなテーマを扱う予定です。

 1.所有権の移転
 2.契約の成立、解釈、効力
 3.損害賠償
 4.不法行為
 5.売主の瑕疵担保責任
 6.保証
 7.抵当権
 8.家族
 9.相続

 より詳細な講義計画は、授業の進行を通じて適宜示します。
授業の進め方
 レジュメを用いた講義形式で授業を進めてゆきます。

 各テーマごとにフランス民法、ドイツ民法、日本民法の順で講義し、関連条文と翻訳は資料としてレジュメに掲げておきます。
教科書・参考書等
 教科書は指定しません。

 参考書は初回の講義時に紹介します。また、関連文献はその都度紹介します。
成績評価の方法・基準
 定期試験を行ったうえ、平常点を加えて評価します。
その他(質問・相談方法等)
 質問や相談はいつでも受け付けます。
 なお、この科目はEU-DPs開放科目です。

【科目コード:LAW-LAW3311J】
過去の授業評価アンケート 2014年度前期