GVプログラムを目指す受験生のみなさんへ
2021年度からは「総合型選抜(II)入試」で、国際的に活躍する夢を持った受験生を募集しています。総合選抜では、試験対策で対応可能な「受験英語」にとどまらず、TOEFL等の英語能力試験のスコアの提出を求めるなど、真の語学力を身につける意欲を測ります。受験生の皆さんには、単に試験に受かるためだけではなく、本ウェブサイトを参考にしながら、社会で活躍するために本当に必要なものはなにか受験勉強段階から考えて、ぜひグローバル・ローヤーをめざして欲しいと思います。
もとより、法学や法実務は社会活動のすべてを対象にしており、自然科学・人文科学・社会科学全般についての広い基礎知識や教養を背景にして、初めて成り立つものです(たとえば、最新技術に関する特許紛争で、政治的緊張関係にある、異文化を持った国の企業とビジネス交渉を行う場面を想像してみてください――これは、国際ビジネス法の分野では日々現実に生じていることです)。法律的専門性は一瞬のひらめきや短期間の努力で習得できる知識やスキルではなく、継続的学修や知的好奇心の維持によって初めて身につくものです。その下地作りに早すぎることはありません。現在の高校での学修は、教科や内容にかかわらず、10年・20年先のキャリアと不可分に結びついているはずです。このことを意識しつつ、長い視野を持って着実に取り組んでください。
GVプログラム企画・運営教員一同